ここ最近の沖縄はとても寒くて気温が14度ぐらい。風も強くて街行く人はみんなコートやら防寒着をしている。自分はこの年まで沖縄には冬がないんだと思っていた。実は沖縄は10年ぶり3回目で、10月と2月に来たことがあったのだが、どちらもとても暑かった。
だから沖縄の人は1年中アロハシャツみたいな姿なんだと勘違いしていた。今回、沖縄でようやく間違いを正すことができた。
沖縄の人は時間にルーズだという話を聞くが、どうやらそれは公共交通がバスだからじゃないかと思った。東京のようにどこも地下鉄やら私鉄やらくまなく走っているほうが異常。数分おきに正確に電車が来るほうがおかしい。
「時間厳守」なんて、人類の歴史上ほんのつい最近の概念なのに、ドヤ顔で威張られても。時間なんか守らなくていい!と思う。
そして、10年ぶりに沖縄(那覇周辺のみ)へ来てみて、日本という国はどこへ行っても大して変わらない均質な風景になっているなあとも思った。郊外型ロードサイド店ばかりの風景だ。10年前は「ああ、沖縄って建物も風景も違っていて異国だなあ」って感じたけど、今回まったく思わなかった。普通に東京郊外にいるような気分だった。
実は那覇は大都会だ。これ、今回強く思った。日本の中でも有数の人口密度が高い都市。中心部を歩いていると、かなり活気を感じた。でも、これでも地元経済状態は良くないという。
イメージと違うものが出てきた。さすが沖縄だ。この魚は一体何?大根の千切りの上に乗っかってる。にんじんと大根のおでんのようなものと、かき揚げもついている。味噌汁のように見えるものは沖縄そばだ。自分は魚をあまり食べないので、ありがたくいただいた。11時25分ごろだったので、だんだんと店に客がやって来た。わりと盛況なようだ。周囲の会話を聞いていると、「ああ、映画とかドラマで聞く沖縄のおじさんたちだ!」と思った。言葉のイントネーションに異国情緒を感じた。
寒いと歩いていて快適だ。実はここからちょっとした旅をしてきたのだが、それはまた次の機会に。マニアックな話に誰もついてこれないだろうから。
実はこのとき撮った写真のうち7枚が、iPhoneからPCに移動する際に、あとかたもなく消えてしまった。バスで出かけた場所から国際通りにかけて撮影した写真が消失。なんということだ。たいした写真でもないが、裏技で復旧しようとしたものの、できなかった。iPhoneから消去するとき、ちゃんとバックアップを取れたかどうか、枚数を確認しないといけなくなった。純正のケーブルじゃなかったからかも。
最近のホテルはこうなのか!と驚いた。料金の払い方、エレベータの乗り方、部屋の鍵がすべてカード1枚。今回、会員カード的なものを作ってしまったが、まだ仕組みがよくわかっていない。チェックアウトは?次回の利用は?なんだかいろいろと悩んでしまう。
自分でもこうなのだから、年寄りとか目を回すと思う。とんでもない時代になったものだ。次はいつ使うかわからないが。
そして今回、那覇の「おもろまち」という場所に泊る。初めて耳にする名前だ。
今回の旅で、沖縄と那覇について多くのことを学んだ。そう考えるとここへ来るために犠牲にしたものも無駄じゃなかったと思える。
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