2012年1月26日木曜日

宜野湾から那覇へ

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那覇空港から宜野湾市の沖縄コンベンションセンターまでは路線バスで約50分550円かかる。リムジンバスに乗るつもりだったのに間違ってたまたま、いいタイミングでやって来た路線バスに乗り込んでしまった。

ここ最近の沖縄はとても寒くて気温が14度ぐらい。風も強くて街行く人はみんなコートやら防寒着をしている。自分はこの年まで沖縄には冬がないんだと思っていた。実は沖縄は10年ぶり3回目で、10月と2月に来たことがあったのだが、どちらもとても暑かった。
だから沖縄の人は1年中アロハシャツみたいな姿なんだと勘違いしていた。今回、沖縄でようやく間違いを正すことができた。
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コンベンションセンターの裏手にはこのようなビーチがある。遊泳できるのは4月から10月。つまりその期間が夏。それ以外は夏じゃない季節。

沖縄の人は時間にルーズだという話を聞くが、どうやらそれは公共交通がバスだからじゃないかと思った。東京のようにどこも地下鉄やら私鉄やらくまなく走っているほうが異常。数分おきに正確に電車が来るほうがおかしい。
「時間厳守」なんて、人類の歴史上ほんのつい最近の概念なのに、ドヤ顔で威張られても。時間なんか守らなくていい!と思う。
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移動が公共交通に頼れないとなると、若者も老人も車を運転することになる。車は多いと感じた。けっこうどの道も混んでいる。バス代は高い気がする。今回沖縄でよくバスに乗ったけど、どの運転手さんもとても丁寧な言葉遣いをしていた。バス会社も大変だ。

そして、10年ぶりに沖縄(那覇周辺のみ)へ来てみて、日本という国はどこへ行っても大して変わらない均質な風景になっているなあとも思った。郊外型ロードサイド店ばかりの風景だ。10年前は「ああ、沖縄って建物も風景も違っていて異国だなあ」って感じたけど、今回まったく思わなかった。普通に東京郊外にいるような気分だった。
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車に乗る人が増えるとそうなってしまうのも当然か。コンベンションセンター近くのホテルから那覇の中心へとりあえず戻ることにする。バスの中にはカップルと韓国人観光客がいた。

実は那覇は大都会だ。これ、今回強く思った。日本の中でも有数の人口密度が高い都市。中心部を歩いていると、かなり活気を感じた。でも、これでも地元経済状態は良くないという。
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バスターミナルの2階に食堂があったので入ってみた。まだ沖縄っぽいものを何も食べていなかったので、なんとなく「魚のから揚げ定食 700円」と手書きの張ってある模造紙をみて、それを選らんだ。

イメージと違うものが出てきた。さすが沖縄だ。この魚は一体何?大根の千切りの上に乗っかってる。にんじんと大根のおでんのようなものと、かき揚げもついている。味噌汁のように見えるものは沖縄そばだ。自分は魚をあまり食べないので、ありがたくいただいた。11時25分ごろだったので、だんだんと店に客がやって来た。わりと盛況なようだ。周囲の会話を聞いていると、「ああ、映画とかドラマで聞く沖縄のおじさんたちだ!」と思った。言葉のイントネーションに異国情緒を感じた。
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ここが那覇の交通の要所だ。各地へ路線バスが走る。平日の昼だったけど、年寄りと観光客しか見なかった。10年前もここへきたはずだが、印象がまったく違う。寒さのせいかもしれない。

寒いと歩いていて快適だ。実はここからちょっとした旅をしてきたのだが、それはまた次の機会に。マニアックな話に誰もついてこれないだろうから。
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バスターミナルから国際通りまで歩いてきた。なんとなくiPhone見ながら。そう遠くない。迷路のような商店街を歩いてみる。東京でいったら上野とアメ横だろうけど、それほど混雑していない。売っている物が、ああ、沖縄だと感じるものばかりだ。

実はこのとき撮った写真のうち7枚が、iPhoneからPCに移動する際に、あとかたもなく消えてしまった。バスで出かけた場所から国際通りにかけて撮影した写真が消失。なんということだ。たいした写真でもないが、裏技で復旧しようとしたものの、できなかった。iPhoneから消去するとき、ちゃんとバックアップを取れたかどうか、枚数を確認しないといけなくなった。純正のケーブルじゃなかったからかも。
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前夜、PCからつぎのホテルを予約した。LANが使える快適なところという条件で、自分としては贅沢な料金だが、ダイワロイネットホテルを選んだ。他が空室がなかったから。

最近のホテルはこうなのか!と驚いた。料金の払い方、エレベータの乗り方、部屋の鍵がすべてカード1枚。今回、会員カード的なものを作ってしまったが、まだ仕組みがよくわかっていない。チェックアウトは?次回の利用は?なんだかいろいろと悩んでしまう。
自分でもこうなのだから、年寄りとか目を回すと思う。とんでもない時代になったものだ。次はいつ使うかわからないが。

そして今回、那覇の「おもろまち」という場所に泊る。初めて耳にする名前だ。

今回の旅で、沖縄と那覇について多くのことを学んだ。そう考えるとここへ来るために犠牲にしたものも無駄じゃなかったと思える。

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