2011年10月11日火曜日

「不機嫌なジーン」サウンドトラック

Fukigengene
自分は世間のYUIオタとなんら交流しておらず、ガラパゴス状態で進化発展したYUIオタでなんら他のオタと互換性がない。掲示板とかBBSとか、他のブログとかほとんど見ない。このCD「不機嫌なジーン ORIGINAL SOUND TRACK」は世間の一般YUIオタにとっては常識なのかもしれないけど、発売から6年以上経って初めて聴いた。

びっくりした。YUIのツアーに行ったことがある人なら誰でも知っているアノ曲。全プログラムが終了して客電がついて流れるあのオーケストラのあの曲。あれの音源はなんとこのCDのTRACK 20. It's happy line~Orchestra version だ。この曲を聴くと誰でも「ああ、帰る時間だ」って思う。

どうしてこれを今になって手に入れたかというと、やはりブックオフの棚にあったからだ。500円で手に入れたのだが、Amazonとかだとフツーにそれ以下で買える…。 いつもならサウンドトラックの棚なんてまったく見ないのだが、このCDがば~っと目に飛び込んできたのだ。

手にとって見ると、これも今までまったく気にとめてもいなかったのだが、Creative Direction by YUI と書いてあるではないか!となるとこのCDもYUIのディスコグラフィに含めるべきではないのか?YUIはいっさい歌ってないけど。

そしてこのCDは自分を激しく混乱させた。TRACK 03. Winding Rord という曲はいったい?! YUIの2nd Album CAN'T BUY MY LOVE 収録のTRACK 11. Winding Road と違う曲なのか? 聴いてみたらまったく違う曲だ。YUIらしさがみじんもない。だがしかし。
Sfukigen_a
封入された紙を見てみると、たしかにこの「Winding Rord」という曲は「作曲:YUI」となっている。この曲はAmazonでも視聴できる。おそらく30秒以降のメロディがYUIの手によるものだと推測できる。

YUIは2004年9月の上京後、ただひたすら毎日スタジオで曲作りをしていたという。Aメロだけで数百曲作ったと後に語っている。このサントラ盤はデビュー曲と平行して作られたらしいので、そのとき作られた断片のひとつなのかもしれない。上杉洋史という人が原曲をとどめないほどに編曲をしてしまったのかもしれない。

ただ、なぜ曲名がWinding RoadじゃなくてRordなんだろう?辞書を引いてみたけどわからない。あえてRordと表記する意味はなんだろうか?
Sfukigen_b
そして最も自分を困惑させたのがTRACK 13. Motion という曲だ。全編がまるっきり「LIFE」のイントロギターリフの繰り返しなのだ。「LIFE」のリリースが2005年11月8日。このサントラのリリースが2005年3月。このサントラを聴いてからYUIのLIFEを聴いた人はどのぐらいいたか分からないが、あの印象的なイントロを既に耳にしていたとしたら、LIFEという曲の印象は自分とは大きく異なっていたはずだ。

しかも「作曲・編曲:上杉洋史」という部分が自分を悩ませた。LIFEの作曲者はYUIだ。これではイントロだけこの上杉なる人物になってしまう。

このあいまいな点についてかなり以前に近藤ひさし氏がコメントしたらしいのだが、自分はそのコメントにたどり着けなかった。おそらく共作していて誰が作った断片なのかあいまいになってしまったのかもしれない。「作曲:YUI」という表示がない曲もYUIらしさを出すためにYUIの素材でできたサントラなのかもしれない。もうこのサントラは忘れられた存在になりつつある。安価で手に入るのでぜひ買ってみても損はないと思う。

7 件のコメント:

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    また、コメントさせていただきます!!
    アマゾンでさっそく視聴してきました!!
    やはりLIFEでしたね。。。。。
    いろいろあるんでしょうか??
    なんか視聴してるといろいろな物がこみあげてきました!!
    ホントに楽しい記事 興味深い記事ありがとうございます!!

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    いつも陰ながらブログを読まさせてもらっています。
    サントラの20曲目の事、初めて知りました!
    そして、Motionが気になって調べてみたのですが…。
    もうご存知かもしれませんが、知恵袋で「Motion YUI LIFE」と検索すると、近藤ひさしさんのブログの引用らしき文章を読むことができました。
    ご存知でしたらすみません。

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    ↑ ありがとう。自分も知恵袋しか見つけられなかったよ。
      誰もこのことを話題にしてなかったみたいだね。

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    突然失礼いたします。お邪魔してコメントさせていただきます。
    たぶん2年前 そのサントラを聴いてやはり Motionにびっくりしました。仲間うちで話題となり、調べました。けれどよくわからないので 友人が近藤氏に質問したところ、その答えをいただきました。
    なので由来はデモからインスパイアとわかったのですが、フレーズを作った人はLIFEの編曲の northa+さんなのだと思います。
    ただ 編曲に関しては 名前こそ出してませんがYUI自身の意見を反映しているし、相当な部分関係しているはずですよね。

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    ↑ うわ!(^▽^;) まさかこの問題に完全な解答があるとは!
      
      貴重なコメントをありがとう  m(_ _)m  解決しました!

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    こんばんは。
    はじめまして!
    自分はCAN'T BUY MY LOVEからのYUIファンなのですが、このサウンドトラックにあのIt's happy lineのオーケストラverが入っているとしり、amazonで注文し、今日と度したのですが、聞いていて、motionではびっくりさせられましたw
    え?LIFE.!?って感じに・・・・
    しかし、このサウンドトラックはYUIファンにとってうれしいものがけっこう収録されてますよね!
    HOW CRAZY YOUR LOVEも聞きつつ、このサントラもたまに聞いていこうかなと思いました。
    長文失礼しましたー

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  7. SECRET: 0
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    ↑ ああ、買っちゃったんだ‥。でもこれでカンペキなライブのプレイリストが作れるね(^o^)v

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