2011年3月3日木曜日

恐るべし!小出のPerfume愛!

Koide_perfume
ブックオフでROCKIN'ON JAPAN 2007年10月号を105円で手に入れてきた。
Base Ball Bear小出祐介は自他認めるアイドル好き。前どこかのインタビューで「もう洋楽は聴かなくなった。アイドルしか聴かない」ぐらいのことを言ってたのを見て衝撃を受けたが、さらに、このインタビューに度肝を抜かれた。以下一部引用

この人に訊く!第17回特別編!! 小出祐介(Base Ball Bear)×Perfume(テクノポップユニット)の巻 

今回は特別編!Capsule・中田ヤスタカによるハイクオリティなテクノポップとキュートなキャラクターによって人気うなぎ上り中のPerfumeと、大ファンを公言するBase Ball Bearの小出祐介の対談が実現!今年の大阪サマーソニックでは初対面が実現し、新曲「ポリリズム」(名曲!)の直筆メッセージ付きCDをプレゼントされて感激したという小出だが、木村カエラやRhymester宇多丸など、様々なミュージシャンからも熱いラヴコールを受けるPerfumeって?

●小出さんはPerfumeが大好きだということで。
Perfume 「ありがとうございます!」

●いつPerfumeを知ったんですか?
小出 「たぶん〝ビタミンドロップ〟かな。その前後で、capsuleのビデオも観てて、『こういう渋谷系っぽいピコピコな感じっていうのが、流行ってんのかな』って思って調べてみたら、両方とも中田ヤスタカさんで。ああ、中田ヤスタカって人がキテるのかなって思ってたんですよ」
あ~ちゃん「はい。キテます」
小出「(笑)キテますよね。で、〝リニアモーターガール〟かなんかがスペシャとかで流れてるのを観て、『あ、これはもう来てるな』と思ったんですよ。その後しばらくして〝アキハバラブ〟を知ったんですよ」
かしゆか「……知っちゃったんですか(笑)」
小出「めっちゃいい曲だなーと思って」
かしゆか 「えー、よかったー。衝撃受けて嫌いになるかと思った」
小出 「いや、すっげえいい曲だと思って、でも買おうと思った時にはどこにも売ってなくって、それがめちゃくちゃ悔しくて」
のっち 「あれは、Perfumeの方向性が変わったところで。衣装とか、インディーズの頃は、レトロテクノみたいなちょっとかわいい系な感じでやってたんですけど、『リニア~』からは、近未来みたいなちょっとかっこいい感じになって。〝アキハバラブ〟は、その狭間で揺れ動いてた時期なんです。これからどうしよう、みたいな。だから、びっくりしました、それを知ってるのを」
小出 「だって、サビのメロちょっと泣けるよ」
Perfume 「♪アキハバラで、出会えた~」
小出 「……この後このテープ焼いてもらっていいですか?」
全員 「(笑)」
小出 「(笑)。で、アルバムも買て。それで〝チョコレイト・ディスコ〟のPVをうちのギターの湯浅と何回も観たんですよ(笑)。湯浅、そのうち踊りだして」
かしゆか 「覚えちやったんだ(笑)」
小出 「そう。だから。ポリリズムのダンスは気になりますね。これはいい曲ですよ」

●〝ポリリズム〟というのは音楽用語でー。あ、昨日カエラさんのラジオにゲストで出られてるの聴きましたよ。
Perfume 「あ、そうなんですか!ありがとうございます」
小出 「俺のほうが好きだっつうの!」
全員 「はははは!」

●(笑)いろんな人からのラブコールについてはどうなんですか?
のっち 「嬉しいです。どこで知るのかが、毎回不思議でしょうがないんですけど」
あ~ちゃん 「……冗談かなって」
小出 「(笑)謙虚すぎる。や、でもアイドルとして、なんでいなかったんだろうぐらいの感じですよね。宇多丸さんも言ってたらしいんですけど、僕もPerfumeがダメだったらアイドルダメだなあって思いますね」
のっち「いゃ~」
かしゆか 「それは言いすぎですよ」

●どうですか、他のグループと比べてPerfumeの押しどころというか。
のっち 「いつも言ってるのが、アイドルの子たちとライブやってもなんか浮いてるし、ロックの方たちとやっても当たり前のように浮いてて。オールアウェイなんです」
小出 「オールアウェイ!(笑)。いい言葉だ」
のっち 「だから、どこにでも出れるっていうか。どこへでも行ける」
小出 「だから、もっとロック畑を荒らそうと思ってくれたほうが嬉しいぐらいで。ロック色出せってことじゃなくて、ロックイベントみたいなのに出てったら、もっとぶわーっとなると思うんですよね。ロックの人は絶対評価してくれる音楽だと思うんですよ」

●曲と、あと詞もいいですからね。
小出 「詞もいいですねー。"ポリリズム〟の歌詞もめちゃくちゃいいですよ。リサイクルのこともあるんでしょうけど、ポリリズムって、アフリカのリズムなんですよね。全部の拍子数が違うんだけど、最終的に1個のリズムになってくっていうところと、恋受を絡めてるでしょ。要するに、僕とあなたは元々違う人なわけじゃないですか。それで、僕の持ってる人生のビート感と、あなたの持ってるビート感はもちろん違うんだけども、それが2人で一緒に歩んでいくことになって1つのリズムになっていくんだよーっていうことなんだよね」
かしゆか 「かっこいいー!」
あ~ちゃん 「それ使っていいですか?」
小出 「どうぞどうぞ」
のっち 「それ一番なんかしっくりきたかも」
あ~ちゃん 「かっこいいねー。もし中田さんがそこまで考えてくれてたら嬉しいね」

恐るべし!小出祐介 まず「ビタミンドロップ」からチェックしてたとか…すごすぎ!「アキハバラブ」にも手を出してたら、そりゃあかしゆかもたまげるわ。そして、小出の予言は後にすべてそうなったし…。「ポリリズム」の解釈も秀逸。こういう偉大な先達たちがいたからこそ今のPerfumeがあるんだね!小出が宇多丸、掟、カエラと同等のPerfumeの恩人として名前が挙がるのを見たことがないが。

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