2011年3月19日土曜日

薫と孝治 PATiPATi 2006 JULY

Yui_koji_m
ここのところ精神的にかなり低空飛行だったが、テレビでもWebでもニュースをまったく見ないで居たら改善した。ニュースばっかり見ていると被災してなくてもPTSDになってしまうそうだ。自分から海外のニュースサイトを追いかけて原発の記事とかも読んだりしていた。危なかった。ブログやってると突然見ず知らずの人から励まされたりする。見てもらっているのなら、地震の前に下書きだけ書いておいた記事も載せてしまおう。

YUIと塚本高史が映画「タイヨウのうた」収録から1年後、まさに公開直前に雑誌PATiPATi 2006年7月号で実現したYUI(19歳)と塚本(24歳)の対談。これは発売1年後に欲しくて神保町で手に入れたのだが、値札を見ると620円となっている。定価よりちょっと安いだけだった。でも、読み応えがあるので見つけたら手に入れたい。この二人は年齢差5歳だが、この身長差!二人並んで立つとよく理解できる。

YUIは今でも思うことだが、独特のリアクションをする。同世代の女子とはちょっと違う。これはYUIの生い立ちによるものだと想像できる。「自分はどの世代にも属していないと思った」という言葉が残されているが、塚本は撮影時に困惑したことが想像される。ふたりきりのときは困ったんじゃないのかな。昨年放送の「僕らの音楽」での対談は多くの手がかりを与えてくれた。あれだけ濃密な時期を過ごしたはずなのに、「おひさしぶりです」って、まったく連絡を取り合ってないの?「はっちゃけることとかあるのかな?」と塚本はYUIをなにもわかっちゃいない様子。しょうがないかなあ・・。まあ、対談自体は置いておいて、同じ号に収録されている「Good-bye days」リリース時の重要だと思われる発言を抜粋
今回、3曲目にはインディーズ時代の名曲「It's happy line」を収録、と。これはインディーズ盤に収められている音源を、そのままの形で再録してあるそうで。 
そうなんです。映画の挿入歌として使われることになったんで、じゃ、せっかくだからCDでも聴いてもらおう、ということになって。 
映画には、どういういきさつで使われることになったんですか? 
映画の中で、ストリートで弾き語りで歌うシーンがあるんですけど。実際の撮影に入る前に、どんな雰囲気にみえるかっていうリハーサルみたいなことをしたんですね。で、そのときに何気なくこの曲を歌ったら、そのままなんとなく本番もこれで、ってことになったという。 
ストリートで歌う=実際にストリートで歌ってた曲、みたいな気持ちの動きで、ふと歌ったんですかね。 
たぶんこの曲を作ったころって、今よりも雨音薫に近かったかもしれないから、そういうことも影響したのかなぁ。あと、そのころは福岡に住んでて、家で歌っていると近所迷惑になるから、海とか田んぼのアゼ道で、波の音を聞きながら、星を見上げながら歌ったんですね。そういうことも、雨音薫に近いような気がするから。薫の弾き語り=「It's happy~」と思ったんじゃないですかね。でもこの曲、逆に誇らしく聴けるようになりました。コーラスとかもすごいきれいな曲だなって、思ったりして(笑)。

YUIが映画で「It's happy line」を歌いだした瞬間がまさに、自分が稲妻に打たれた瞬間だった。以後、YUIを追い求めるようになったきっかけの曲。「feel my soul」も「Tomorrow's way」も聴いてはいたが、「It's happy line」と「Good-bye days」が決定的だった。ストリートシーンで歌われる曲が「It's happy line」に決まった理由が意外なもので驚いた。現場とはそういうものなのだろう。ちなみに、「あまね」と打っても「雨音」とは変換してくれない。「天音」になってしまう・・。困る。雨音薫・・・今回学習させた。

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