昔、自分が学生のころリゲティなんて夜に部屋でひとりで聴くなんてできなかった。恐くて・・・。それがもう今じゃあ普通に半笑いで聴ける。数年前にはスルーしたんだが、リゲティ:ヴァイオリン協奏曲がけっこうおもしろい曲ということに今更ながら気がついた。ラインベルト・デ・レーウ ASKOアンサンブル F.P.ツィマーマン のワーナー盤 を聴いたのだけど、オカリナが出すヘンテコな音程とシュールなコントの終わり方のようなフィナーレに笑った。作曲家もぜったい客を笑かそうとして作ったに違いない。それなりにシリアスに聴ける楽章もある。自分が知らなかっただけで実はかなりの人気曲らしい。若手演奏者が取り上げるようになってきたらしい。まあ難しそうだが。CDじゃあよくわからない音響上の仕掛けがめぐらされているらしいが実演には出会うことはないだろうなあ。ちなみにこのCDの4曲目なんて、「もしもリゲティが『おかあさんといっしょ』のために曲をかいたら」というような曲。ユニークすぎてワロタ。
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