2010年12月13日月曜日

BARFOUT! 2006年10月号 I remember you

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BARFOUT! October 2006 を10日ぐらい前に手に入れた。105円で。今まで、これはいらないかなって思っていたけど迷うような金額じゃないのでレジへ。


YUIはツアーファイナルでもステージ上で涙を見せたことがない。どうして?笑いではぐらかそうとする。どうして?

I remember you の「だけど思うんだ 誰かのためにきっと僕らは生きている」 とはどういう意味?
といった疑問に答えてくれるインタビューが載っている。「Cloudy」 についても語るYUI。インタビュアーは山崎二郎

barf  新曲、メチャいいじゃないですか! 
YUI  (笑)ありがとうございます。「タイヨウのうた」の主人公の雨音薫が本気で生きたことに対して、試写会ツアーをおこなった際にたくさんの人に感想を頂いて。「歌に残したい」って思ってこの曲を書きましたね。 
barf  歌の主人公が男の子で、彼女がいなくなった後と。 
YUI   そうです。映画で言うと藤代孝治が薫を思い返してる風景があるんですね。でも、 それに限らず、みんな、それぞれ忘れられない人っていると思うんですよね。そういう人とか時間を思い返す曲になってくれたらいいなという風に思いましたね。 
barf  これも新しいなと思って。映画の余韻が次の曲に繋がっていくと言うか、連続してる感じが。 
YUI 繋がってるというのと、YUIとして音楽活動に戻る区切りというのもちょっとありますね。 
barf  今回は名義がYUIですもんね。夏の終わりも感じました。 
YUI  そうですね。本当は秋風が吹いてる夏の終わりの感じなんですけども、ミュージック・ヴィデオの撮影の時ってすごく暑い時で大変でした(笑)で、この曲は試写会ツアーが終わった夜、ホテルで少しずつ書いてったんですけど、実際に完成していったのは、東京に帰って来てからで。スタジオで少しずつ出来ていきました。 
barf バンドでセッションして? 
YUI はい。あんまり音が入ってない、シンプルにアコギで唄ってるぐらいの自然さがあるんじゃないか?と。 
barf 出だしはシンプルだけど、サビのとこでグーッと行くダイナミックな感じがたまらないんですよ。楽器がいっぱい入ってるわけじゃないけど、なんか強さがあって。 
YUI 詞を書いてる時、サビの〈涙をみせない〉っていうところで、隠れた強さみたいなのが込められたんじゃないかな?と、今思いました! 
barf  YUIさんはこういう状況では涙をみせませんか? 
YUI  ん~、やっぱり、乗り越えていこうと、受け入れたいと思うけれども、やっぱり、たまらない程辛かったり寂しかったりして。けど、深呼吸して、目を閉じちゃうぐらいの感じがありますかね。 
barf  歌の主人公と同じように〈涙はみせない〉と。 
YUI  うん、涙を流しちゃうと流れていってしまいますもんね。留めておきたいというのがあるんでしょうね。それはこの登場人物の感じですよね。この曲で一番伝えたかったことは、〈だけど思うんだ誰かのためにきっと僕らは生きてる〉ってところ。すごく考えたんですけど、きっとみんな、誰かに支えられて生きてると思って。どんなに冴えない日々を送っていても、待ってくれてる人がいたりとか、頼りにしてくれてる人がいるということに気づいて欲しかったというか。誰かの為に、そして誰かのお陰で今生きれてるんだなってすごく実感したんですよね。その気持ちをこの曲に込めて、一番伝えたかったんですね。 
barf  それはそう気付いたエピソードがあったんですか?それとも、じんわりと感じたとか? 
YUI  じんわりと、ですね。この曲を作って再確認というか、もっと強く思うようになったんです。 
barf  曲を作ることで、自分を知ったり確認したりすることがあるんですね? 
YUI  あったりしますね。また、強く思ったりすることが多いですね。やっぱ、「前に進もう」だったり、単純に「頑張ろう!」っていう気持ちをずっと持ち続けようってことを、自分の曲を聴くことで強く思ったりしますね。 
barf  カップリングの「Cloudy」がシャープな曲調で。 
YUI 「Cloudy」は恋人や友達とか誰でもそうなんですけど、相手の気持ちが見えないことが一番不安に繋がるんじゃないかな?って思って。それでこういう曲になっていったんですけど。 
barf  く会えないときにはケータイ見つめたメールだけでもよかった〉とありますが、メールはする人ですか? 
YUI  多分、少ない方だと思うんですけど。今回、恋愛って形で詞を書いてるので、ちょっと女々しい感じになってると思うんですよね(微笑)。 
barf  そんなことないですよ! 
YUI  相手の気持ちが見えないってことが一番不安になったりするし、毎日いっしょにいたとしても会話がないっていうのは不健全だと思うんですよね。だから、もっと気持ちを伝えたりして、ちゃんと繋がっていることが大切だと思ったのかな? うん(笑)。〈メールだけでもよかった〉というのは、気持ちが見えないからすごく不安になったりするので、少しでも相手の気持ちを分かりたいっていう気持ちですよね。 
barf 悪く考えちゃいますもんね?不安だと。 
YUI  そうですよね!相手の気持ちが見えないってことで〈Cloudy love〉。「I remember you」と「Good-bye days」が入ってるので映画の色が強いと思うんですね。そこでちょっと違った気持ちで聴いてもらえる曲が別に入ったらいいなと考えて。アレンジとか詞の面でも、ちょっと違った見方で聴いてもらえたらいいなあと思います。けっこう歪んだギターもザクザク入ってるから、これまでとちょっと違う流れだと思うんですね。 
barf  不安な感じが音からも伝わってくるんですよね。毎回、シングルで楽しみな弾き語りシリーズ。今回は「Good-bye days」で、染みるんですよ! 
YUI  (笑)「Good-bye days」をアコースティックで唄うと、なんだか映画のシーンが浮かんできたんですね。だから、レコーディングでは映画のシーンを思い出しながら唄ったりしました。なんだか、また新たな気持ちで唄えたというか。これからも、毎回、今回みたいに新しい試みを是非やっていきたいなと思っています!    (8月15日/市ケ谷にて)

I remember you はライブでしばらく聴けてないな・・・ というより、自分はいままでライブだけにこだわってきたけど、今回のツアーでやり遂げた感があるので、もうライブから身を退こうと考えている。ライブで聴くことにこだわることはない。I remember youは名曲だ。サビ部分を口ずさむだけで、じわっと涙が出てくる。自分に残された人生にあの映画を見たときのような感動がまだ残されているだろうか?Cloudy も初めて聴いたときから身もだえするほどの衝撃でYUIにハマり落ちていく感覚だった。あ、YUIはやっぱり「メールをあまりしないキャラ」でいてほしい・・・。

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