2008年10月16日木曜日

花とアリス(2004)

岩井俊二監督の「花とアリス」を2年ぶりぐらいに見た。

これは岩井俊二の「落語へのオマージュ」なのではないか?と思うようになってきた。あこがれのセンパイを無理やり記憶喪失ということにして、自分を「彼女」にしてしまう花(鈴木杏)のムチャな言い訳の数々がまさに落語でみるそれだ。
ちなみにセンパイも花も落語研という設定。

そしてアリス(蒼井優)のストーリーから脱線した連戦連敗のオーディションのシーンがおかしすぎる。意外な大物が総出演。

それほど期待もせずになんとなく見て、「ああ、面白かった」となる映画。映像も美しい。毎日が楽しくない人にぜひオススメ。
ばかばかしい小さい笑いがあふれている。まったく予想できない展開。部分的には奇跡といってもいい面白さだ。岩井による音楽も素晴らしい。

CG使ったくだらない大作よりもこの作品ははるかにすばらしい。それにしても2人の可愛く撮られていなさ加減がすごい。てっきりアイドル映画か?と思っていたのだが。

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