岩波ジュニア新書「仏教入門」松尾剛次(1999)を読む。これも処分するという本の中から選んでもらってきた本。中高生以上の読者のために書かれた入門書的な本。
自分、仏教については中学高校で習った日本史・世界史の範囲内でしか知らない。大人になって読んだ本でしか知らない。クイズ知識としてしか覚えてない。完全に苦手分野。
なのでこの本を手に取った。てか、日本人は教育現場で宗教について学ぶことがほとんどない。
第2章「仏教誕生と大乗仏教」、第3章「中国・朝鮮仏教」、第4章「仏教と古代の日本」は世界史で学ぶ仏教のおさらいという感じ。
第5章「鎌倉新仏教の世界」では日本仏教界のスーパースターたち。法然、親鸞、栄西、道元、日蓮、一遍を駆け足で紹介。
だが、貞慶、明恵高弁、叡尊、忍性といった高僧たちの名前はこの本を読むまでほぼ知らなかった。
第6章は「近世以降の日本と仏教」
清沢満之、村上専精といった真宗大谷派の研究者たちのことは今までまったく名前も聴いたことがなかった。歎異抄は明治になるまで一般の日本人には知られていなかったって初めて知った。
やはり日本の教育のどこかで宗教の基礎知識を学ぶ機会は必要だなと感じた。
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