2025年2月22日土曜日

二宮敦人「一番線に謎が到着します」(2015)

二宮敦人「一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常」(2015 幻冬舎文庫)という本を読む。これも自分なら買わないが、友人の部屋にあったので読み始めた感じ。

どうやら表紙から想像するに鉄道員ヒューマンドラマに日常系ミステリー風味を加えたものではないか。
で、読んでみて、かなりジュブナイル要素。この作家は高校生大学生ヤング向けの作家なんだと気づいた。これまで3冊読んでわかった。

就活中の大学生の目線。そして首都圏近郊にある架空の私鉄路線。重大な車内忘れ物騒動、幽霊騒動、そして大雪による除雪と停電などのエピソードで1冊にしてる。

最後の大雪で電車が止まる…というエピソードは、なんだかフジテレビドラマとかでよくありそうと思った。自分としては物足りなかった。

鉄道は地方では若者の就職先としてはかなり将来性でつらいものがあるが、大都市近郊で旅客数が今後も見込める路線では安定した職場だろうと思われる。

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