松岡圭祐「万能鑑定士Qの事件簿 Ⅶ」(2010)を読む。
今まではずっと友人の本棚から借りて読んでいたのだが第7巻と第9巻以降はない。やっと7巻を入手したので、6→8→7という順番で読む。
今回の凛田璃子は、国税庁査察部(マルサの女)として、「プラダを着た悪魔」ばりの女カリスマ社長編集者の元へ潜入脱税捜査。
ここでも璃子は秘書として万能な博学ぶりを発揮。社内で発生した5億円の宝石が入った手提げ金庫盗難事件を解決し女社長の信頼を得た璃子。
各地で発生していた金塊が無価値な合金へ知らない間に変化していたという「逆錬金術」の謎を解くために、女社長と金取引ブローカーと直接対決。
その間に、小説盗作事件もさくっと真相を暴く。(正直、このエピソードが必要だったかどうかはわからない)
凜田璃子はこの世のことはほとんどすべてお見通し。璃子、もはや神か?
璃子なりの勧善懲悪の仕方が第6巻と似ていた。璃子は時代が求めるヒーロー像か。
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