講談社現代新書「英語は決まり文句が8割 今日から役立つ定型表現学習法」中田達也(2022)を読む。
自分、英語をぜんぜん学ぼうとしてないのだが、こういった英語学習指南本(新書)はよく読む。いつか本気で英語を学ぶようになるその日に備えてw
タイトルそのままの内容の本。英語母語話者の話して書く英語のじつに5割~8割は「定型文」で構成されている…という本。従来の日本英語教育現場での単語語彙力と文法では伝わる英語を習得できない…という本。
自分も高校時代に黒板の前で英作文とか書かされたのだが、日本語の単語をそのまま和英辞書的に訳しても珍妙な文にしかならず笑われたことがある。この本では「損益」は「profit and loss」であって、絶対に「loss and profit」ではない。「bride and groom」は絶対に「groom and bride」ではない。白黒写真は「white and black」「bread and butter」もそう。
give,tell,send,make,はSVOO第4文型で使えるが、donate,explain,transport,construct,は通常第4文型では使われない。
「写真を撮る」は「take a picture」だが、「映画を撮る」は「make a movie」が自然だ。
「commit a crime」とは言うが、「commit a deceit」は不自然だ。
「テストを受ける」は「take a test」、「テストを採点する」は「grade a test」が一般的だが、イギリス、ニュージーランドでは「sit a test」「mark a test」だと。
「big city」か「large city」か?といった英語のコロケーションの重要性も教えてくれる。
今まで意味のわからない言葉は辞書を引いてそれで満足してたけど、もうこの世界はインターネットの時代。NetspeakやEnglish-Corpora.orgといったサイトで、その表現が実際に世界で使われているかを確認しないといけない。
あと、「Netflix and chill」は「ネットフリックスを見てくつろぐ」という意味の他に「家にあがっていちゃいちゃする」という意味もあるイディオム?!
近年では「a rabbit hole」とは「インターネット底なし沼」という意味も?!
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