アラン・シリトー「長距離走者の孤独」(1959)という本がそこにあったので読む。8本から成る短編集。
丸谷才一/河野一郎 訳の昭和48年新潮文庫(平成7年43刷)で読む。
THE LONELINESS OF THE LONG-DISTANCE RUNNER by Alan Sillitoe 1959
アラン・シリトー(1928-2010)は英国ノッティンガムの労働者階級に生れた作家。
ちなみにこの新潮文庫カバーは池田万寿夫(1934-1997)。
丸谷才一はあの丸谷才一(1925-2012)。「アーネストおじさん」「漁船の絵」の2作のみ邦訳。
残りの6作は河野一郎氏による訳。一瞬自民党の大物代議士?って思ってしまったけど同姓同名。こちらは東京外語大名誉教授の英米文学者。
長距離走者の孤独
思ってたのとまったく違ったw パン屋に盗みに入って感化院に入り長距離ランナーに選ばれた少年の一気呵成べらんめえ悪態独白。これが英国労働者階級の不良か。
以下7本、どれも大英帝国の栄光から零れ落ちた労働者階級たち(シリトー自身)による悪態。
正直、読み終わってどれが印象に残ったか覚えていない。
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