これもべつに読みたい本というわけでなく、不要だというのでもらってきた本のうちの一冊。そんな本ばかり読んでるとお金もかからないが、面白い本に出合える確立も低いw
結論から言って、今年読んだ本の中でいちばん内容の薄い、これといったストーリーのない本。
大学1年生のコンパシーンから始まって、麻雀、ボーリング、合コン、駅周辺で起こってる通り魔事件、超能力、そんな会話ばかり。
日本各地から学生が集まる法学部のある仙台の大学というとあそこしか思いつかないのだが、ほとんど勉強してる気配がない。なのに将来への夢を語る。アメリカの戦争を批判する。(イラク戦争前夜が舞台。ということはゼロ年代中頃)
将来のエリート予備軍なら、嘘であっても、ハイデガーがー、サルトルがー、フーコーがー、とか知のマウントを取り合っていてほしい。この本の会話がひたすらどうでもいい。底辺高校が舞台のマンガとまるでかわらない。
最後まで読んでもあまりいいことがなかった。18歳のバカ会話を楽しめる年齢でなくなったからかもしれない。まさに砂漠。
しかし、西嶋のキャラは嫌いじゃない。
大人の読者にはオススメしない。これから大学生になる希望に満ちた高校生には刺さるかもしれない。こういう大学生活に憧れるかもしれない。
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