2023年4月21日金曜日

生田絵梨花「松尾スズキと30分の女優2」(2022)

まさみの「松尾スズキと30分強の女優」を見たついでに、昨年に録画したまま未視聴だった「松尾スズキと30分の女優2 生田絵梨花の乱」を見ることにした。これは2022年3月13日が初回放送。1年以上の時を経て、ついに見た。

生田は乃木坂時代から数多くの映像作品でコントのようなものを演じてる。そして2019-2020シーズンに舞台「キレイ―神様と待ち合わせした女―」で松尾スズキと仕事してる。満を持しての生田フィーチャーSP番組。

生田は松尾の台本を読んでも意味が解らなかったという。現場で演出を受けて演じてみても意味が解らなかったというw だが、実際に出来上がったものを見たら、初めて松尾の意図が分かったらしい。さすが生田さんだ。自分はわからんかったけど。
かつての生真面目優等生生田さんだったら、演出意図がわかるまで監督に質問していたに違いない。長年乃木坂でバナナマンに揉まれ山下敦弘という意味不明演出映画に出演し、スレまくり、細かいことはわからなくていいという境地に達した。それはそれで見事。

アナーキーさとシュールさにおいてラスボスが松尾スズキ。ひとつの試練。いい年してあそこまでイカレたコントができるおじさんは貴重。

「WOWOWかがやけ!音楽祭」は昭和歌謡ショー番組でよく見る風景(ではぜったいない)。作り込まれたくだらなさの極み。生田さんのマジ歌唱がすごい。これを聴けたという点において見ごたえはあった。
「絵梨花は俺の妹」は生田推しに向けたサービス要素を感じた。
「親の前では、普通の子応援団」は勢いで画を見せるやつ。これを面白いと信じて演じられる勇気がすごい。恥じらいを捨てきった生田がすごい。学ラン応援団姿の生田さんが見れる点において貴重。

松尾さんを両親に紹介する生田。これと似たようなシチュエーションを「乃木どこ」で見たことあった気がする。否、松尾が魔法で猫になるとか無茶すぎズレすぎでハチャメチャ。
これを最後まで演じきれる生田がすごい。生田絵梨花はえらい。(まだフィンランド民謡やってんのかよ。)

もしも松尾スズキにオリンピック開会式演出を任せていたらさらなる事故になっていた。

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