2022年6月2日木曜日

玉城ティナ「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」(2022)

「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」シリーズの1本「善良な市民同盟」が前後編として2022年5月3日と5月10日にBSプレミアムで放送された。それぞれ15分という短編ドラマ。脚本演出は安里麻里。
星新一は中学時代に周囲に読んでる人がいた。だが自分は一度も読んだことがない。今も読む人がいるのか?
玉城ティナが出ているので見た。主人公の男がふせえりに似ている。

「幼い頃から手癖が悪かった」と語る主人公(北山宏光)は、年寄りにクソ物件別荘を売りつける悪徳不動産会社のセールスマン。2週間ほど働いたら金を持ち逃げするつもりでいた。
会社の指示で担当エリアの金持ち老人(麿赤兒)宅を訪問。
物件を売りつけようとしない主人公は老人から気に入られる。「見せたいものがある」

密室で裸の男が悶え苦しんで死んでいく映像を見せられて唖然。なにこれ?
生きながら体の水分が失われるという未知の伝染病の存在を知らされる。

それが「善良な市民同盟」という謎の組織との出会い。来年、このウィルスが世界中にばらまかれる。ワクチンは秘密裏に同盟の者に摂取されている。審判の日、悪人たちは一掃される。
伝染病に感染したくないなら、この同盟のことを秘密秘密にすること。そして主人公はワクチンを接種。

善人として生きることに誇りを感じた主人公は会社の不正を暴き金を取返し同盟に渡す。老人から感謝される。「審判の日を待て!」
善人として過ごしているとかわいい彼女もできる。それが玉城ティナ。
男は恋人がウィルスに感染する悪夢を見る。恋人が死ぬのは嫌だ。
そうこうしてると恋人は妊娠。主人公は同盟に恋人も入れてくれるようお願いする。

だが、約束を破ったことを非難される。善良な市民同盟はむやみに人を増やせない。「オマエは除名する。ワクチンを接種する資格はない!」「審判の日に死ね!」
なんだこのカルト宗教。
主人公は自分だけでも助かりたいと醜態をさらす。恋人も失う。

そして審判の日。はたして男はいったいどうなる?
なんか全体的にトーンが暗かった。だが、コンフィデンスマンJPみたいな展開だった。

玉城ティナが未だに主演女優クラスになれていないのが不思議だ。玉城はもともと個性的な顔をしていたのだが、最近はさらに個性的なおばさん顔になっていた気がした。

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