2021年11月5日金曜日

猫の恩返し(2002)

「猫の恩返し」(2002 スタジオジブリ)を初めて見る。夏の日テレジブリ祭で放送されたので録画しおいたものを見る。もうかれこれ19年前の映画なのか。配給は東宝。

自分は今まで疑問に思っていた。キャラが宮崎駿らしくない。制作こそ鈴木敏夫なのだが監督は森田宏幸。脚本は吉田玲子。柊あおい「バロン 猫の男爵」という原作があるらしいのだが自分はまったく見かけたことも開いたこともない。

ぼんやりJKヒロインハル池脇千鶴。この人は声も喋り方もずっと変わっていない。ラクロススティックを持ち歩いてるけどラクロス部活動や試合シーンはまったくない。
トラックに轢かれそうになる猫をラクロススティックで危機一髪救出。ここ、有能。
で、家に猫たちの返礼使節団がやってくる。これがどっかで見たことある?と思った。王子の装束稲荷における狐たちの行列そのもの。
猫の王の声がひょっとして丹波哲郎さん?!調べてみたらマジだった。それはかなり昔のアニメ感がして当然だ。
ヒロインの友人が佐藤仁美。猫王子が山田孝之。みんな若手俳優だったころ。
やさぐれた猫が、もしや…と思ってたら、やっぱり渡辺哲さんか。

でもって猫の国に行って騒動に巻き込まれる。人間なのに猫と結婚とか何いってんの?いつの間にか猫の姿に近づいてる?!

猫と喋れたいいなあとか、人間の街の裏側の異次元で猫が文明を築いて暮らしてる国があったらいいなあ…というファンタジー童話。ルイス・キャロルや芥川龍之介の時代からずっと人間が空想していたような話。
あまり集中して見るような話でもない。それなりに楽しかったが、宮崎駿作品にあるような驚きや興奮とかはなかった。劇場公開作としては標準的なアニメーション映画。
主題歌はつじあやの「風になる」。この時代、つじあやのさんは音楽フェスとかにも出てた。今は何をしてるんだろう。

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