西野七瀬「ハコヅメ」（2021）

日テレ7月期水曜10時ドラマ枠「ハコヅメ ～たたかう! 交番女子～」は戸田恵梨香と永野芽衣が主演なのだが、自分としては西野七瀬が見たくて半分ぐらい見た。

西野七瀬は紅一点刑事。若手女優は刑事役をやりがち。だがこのドラマは普通の刑事ドラマじゃなかった。自分の事前のイメージとまるで違ってたドラマだった。

原作マンガを読んでいた人は知ってたのかもしれないが、警察官のゆるい日常。サイコパス犯罪者も出てこないし、刑事が殉職もしない。「こち亀」型警察ドラマ。

西野は新鮮組オタクという設定。主に斎藤一オタ。職場デスクにフィギュアを飾る。

西野の衣装がこの赤ジャージ、たまに白スーツ、寮での部屋着は青ジャージというパターンしかなかった。たまに護身術格闘技訓練で道着。たまに警察官制服。

最初から西野huluスピンオフが企画されていたのかもしれないが、主人公永野芽衣がコロナ感染という事態になり、中盤で捜査一課内部密室劇という展開があったりもした。脚本家、演出、スタッフの苦労がしのばれる。

アイドル時代の西野はぼんやり薄笑いを浮かべるだけでカワイイことが取柄でしかないイメージだった。何を考えてるのかわからない、それでいて男子たちのハートを鷲掴みにする奇跡の少女。この2年ほどの間にずいぶんと表情が豊かになったし、演技の声質も変った。

すごく顔もスタイルも雰囲気も好き。体型が華奢で弱そうなのに気が強そう。矛盾してるけど、そういう謎な感じがよい。

もう完全に恋としか言いようがない。なんか、めちゃくちゃ酷いことを命令されたい。