2021年7月22日木曜日

図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ(2015)

引続き「図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ」を見る。これは映画「図書館戦争 THE LAST MISSION」(2015年10月10日公開)に合わせて、10月5日にTBSで放送された114分スペシャルドラマ。
脚本野木亜紀子、監督佐藤信介も映画シリーズと変わっていない。

ところどころ映画第1作を振り返りつつ、第2作への期待を高める内容。壮大な予告編。戦闘アクションより各キャラ紹介ヒューマンドラマ。
榮倉はキャピキャピしておっちょこちょいドジっ娘。岡田は映画以上に頑固なおっさん。
ヒロイン榮倉の両親が茨城から職場にやってくる。このヒロインは特殊部隊の戦闘員なのに事務職だとしか両親に言ってない。危ない職場だとすらも聞いてない。嘘言ってどうする?

図書館司書ってそこまで特殊な事務職でもないだろ。適正とかそんなもの必要?そもそもそんなに本読んでる人ばかりでもないだろ。
口うるさい上司は大外刈りでコンクリートに叩きつけたい。

石坂浩二さんはナレーションにおいても一流の名優。この人がナレーションをすれば物語に説得力が生まれる。「ウルトラQ」の時代から変わらない。声が若い。もうウルトラQを子どものころに見ていた世代は鬼籍に入った人も少なくないのに。
土屋太鳳が制服姿でやってくる。図書館で勉強してる女子高生?どうやら聾啞。突発性難聴から苦悩の日々。相手の唇を見てだいたい話がわかる設定。しかも田中圭隊員に恋心?

図書館に調べものにやって来た中村蒼も仕事中の栗山千明をランチに誘ったりする。こいつは八王子の歴史博物館の学芸員という設定。こいつが何か企んでそうで不気味。やっぱりこいつはスパイか!どうりで栗山の眼が怖かったw
あと、福士蒼汰はウエストがすごく細くて感心する。
近未来SFはファンタジーでもある。聴覚障害のある土屋に聴覚障害児童が主人公の本を薦めたことが問題になるとかおかしい。けど、こういうのは現実世界でもありえそうだ。

なんか、ストーリーもいい大人が見るには恥ずかしい。正直そんなに面白くもない。米ソ(米中)両陣営のプロパガンダ戦のほうが面白い。
しかし、人任せで無関心のうちに世界は変わってしまっている…というメッセージは受け止めたい。
戦前の左翼雑誌と当局の検閲についてのノンフィクションドラマのほうが見たい。

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