2021年4月30日金曜日

綾瀬はるか「ICHI」を見返した

6年ぶりに綾瀬はるか主演映画「ICHI」(2008 ワーナー)を見返した。6年ぶり程度だと、まだまだ記憶が鮮明でよく覚えていたし、懐かしいという感じもなかった。

人によっては酷評らしいのだが、自分としては十分に面白かった。ただ、最後の大ボス中村獅童との斬り合いがヒロインの女座頭市綾瀬でなく、浪人大沢たかおがいいところを持って行った展開が謎。

でもまあ、バカみたいにザックザックと人を斬りまくるアクションが見たければ他の座頭市を見ればよい。こちらの女座頭市は女である悲哀を格調高く美しく描いていた。監督は「ピンポン」で知られる曽利文彦。ふてくされたような若旦那を演じた窪塚洋介がとてもいい味出してた。
それでも公開当時23歳の綾瀬がキャリアハイで美しい。顔がシュッとしてて端正。

江戸時代において目が見えないという圧倒的に不利な条件を持って、さらに身を護るために悪人を斬らなくてはならない薄幸のヒロイン。凛々しい。
切なく孤独。心が死んだようなヒロインの表情が素晴らしくハマってる。今回見てみてやはり見る価値は十分にある娯楽時代劇作品だと感じた。

実はこれを見返してみた理由のひとつ…、それは、元乃木坂46の柏幸奈を確認したかったから。
柏はヒロインの少女時代のつらい記憶回想シーンに登場。乃木坂加入前に映画出演というキャリアがあったのは齋藤飛鳥、生田絵梨花も同じ。

柏幸奈は初期からの相当な乃木オタでも詳しいことがわからないメンバー。2011年に乃木坂46がAKB48の妹分グループとして発足した当初から在籍する第1期メンバーなのだが、なにせコンサートライブにも、握手会にも、冠番組収録にも、ほとんど顔を出さない、幽霊部員のようなマボロシのメンバーだったから。
というのも、乃木坂オーディション合格直後から学業優先だったらしい。2013年には東洋英和女学院大に入学し、そのまま11月に同じく1期メンバー宮澤セイラと同時に公式HPで卒業発表。気軽にアイドルになると、辞める時も気軽。

94年組なので西野、桜井、中田、永島、若月、井上、能條と同じ年。乃木坂の中で年齢的に中間グループだった。
この時期の乃木坂はまだ一部のアイドルファンのみに知られる存在。ぜんぜんブレイクしてない時期。

幼少時から戦隊ヒーローものにも出演し、しかもブレイク前の「ももいろクローバー」にも在籍。そして、現在日本アイドルの頂点の乃木坂にも在籍していたのに、結果、どちらでもブレイクまでがんばれなかった。

おそらく、アイドル業に居場所を見つけられなかった。この時代、大所帯アイドルが競争を生き抜いていくためには、握手会というファンとの接触イベントが運営上どうしても必須だった。これを苦にしない少女は大きく羽ばたけが、柏はそうでなかったのかもしれない。
卒業生に詳しい乃木オタでも、柏の現在の活動状況がよくわかっていないらしい。2015年ごろは雑誌モデルとして活躍し、神宮球場でのコンサートなどには旧メンバーたちと一緒に写真に収まったりしていた。生駒とも仲がよかったようだ。

2017年に東洋英和女学院を卒業。保育系の学科だったらしい。26歳の今もツイッターアカウントはあるのだが、何も仕事の告知のようなものはない。彼氏がいると発言したこともあるらしい。ひょっとするともう芸能事務所にも在籍していない?ファンもいない?

自分、乃木坂に一番ハマっていたのが2016年の2月から12月ぐらいまで。短期間のうちに一気に「乃木どこ」「NOGIBINGO」を遡って見て行った。ほぼすべての在籍メンバーを把握した。だが、一番普通で可愛らしかった柏だけは、関心を持っても何も個性がつかめなかった。(それは研究生だった米徳、かわいいのに人気の出なかった畠中も同じ。アイドルは難しい。)

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