2020年11月17日火曜日

広瀬すず「イマジナリーフレンド」(2020)

広瀬すず(22)が初めて世にも奇妙な物語 20秋(11月14日放送)の「イマジナリーフレンド」に出演した。脚本は荒木哉仁。演出は植田泰史。

自分はほとんどこのオムニバスSPドラマを見たことがなかった。それほどクオリティが高いと思えなかったから。
だが、たまに語り継がれるような名作も生まれてるらしい。今回はじっくり見た。ちなみに自分は「なつぞら」もほとんど見なかった。すまん。
今回のすずの役どころは臨床心理学を学んでいる大学生。自分にとってすずは今も「海街diary」の四女すず。もうすっかり大人でいろいろつらい。

母子家庭の一人っ子で母親が深夜まで働いて帰ってくる家庭で育ったため、幼少時から想像上の架空の友だち「ユキちゃん」(ピンクのうさぎのぬいぐるみ)を創出し、いつも一緒に心のなかでおしゃべりしたり遊んでた。
だが、大学生になった今、再び突然見えるようになり困惑。
こういう設定って、てっきり二重人格サイコパスの伏線かと思った。幼なじみのクラスメイトが女王様みたいなスクールカーストグループに嫌な仕事を押し付けられている。このユキちゃんが「あんな女、ギッタギッタの細切れにして東京湾に沈めてやる!」とかいう。

次の瞬間自分は、この嫌な女がバラバラ死体となって東京湾で発見される絵を思い浮かべた。ユキちゃんがやった?と恐怖するすず。だがそれは二重人格の自分が犯したのだった…という近年よく見るサイコパス展開を予想。だがそうはならなかったw
母堀内敬子が「バイト代あるんでしょ?」飲み代を借りに来るなど微妙に嫌味のする展開。学校で悪そうな学生にからまれるのを爽やかイケメンくんに助けられ恋の予感…。

だがこのユキちゃんが嫉妬深い。遅くに帰ってきたすずに怒る。ポルターガイスト現象のようなことも引き起こす。え、ユキちゃんはすずの心の中の産物じゃなかったの?
この暗い幼なじみ(横田真悠)がすずに警告。すずに接近してきたあの爽やかイケメンはすずに絡んできた悪学生とグル。何か企んでるから気をつけて!信じないすず。

ここを見て自分は、この暗い女がおさななじみに彼氏ができたことを嫉妬する悪女かな?という展開を想像した。だがこれも違ってたw あの男は本物の性犯罪者だったw すず大ピンチ!
だが、ユキちゃんが助けてくれた。母が語り始める。すずには実は幼くして亡くなったお姉ちゃんがいた。このお姉ちゃんがユキちゃん?
予想外なスピリチャルな展開。守護霊の存在を主張する宗教のような展開。

今回はわりとクオリティ高いなと感じた。ただし、母「なくなったと思ってたお金が出て来た」箇所は唐突すぎて、見てる側は一瞬ポカンとなったかもしれない。あれを見せるのであれば、母が「最近お金が消える」と愚痴るときに、視聴者に母のカン違いでないことを示す画が必要だった。部屋の鍵がクッキー缶の中から見つかるシーンも意味がわかりづらい。
このドラマは大学シーンもブランコのある公園シーンもよく見る定番ロケ地。大学のほうは接近できないが、公園のある横浜青葉区はいつか行きたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿