2020年7月2日木曜日

世界でいちばん長い写真(2018)

誉田哲也の同名青春小説を映画化した「世界でいちばん長い写真」(2018)という映画あるので見る。たぶん愛知県のローカル映画。

写真部の高校生高杉真宙が、従妹のねえちゃん武田梨奈がやってるリサイクルショップで見つけた360度パノラマカメラ(MAMIYAを改造したもの)で、写真を撮る夏休み高校生映画。

自分、パノラマカメラはあまり関心ない。一時期ロシア製ホリゾントとか欲しかったけど、わざわざフィルムで撮らなくても、今はスマホとグーグル、もしくはフォトショでなんとかなる時代。
ちなみに、90年代ごろの日本製フィルムカメラでよく見たパノラマモードは上下をカットしただけのインチキパノラマw 

この高校生は部活動の一環で良い写真を撮ろうという動機があるので、ブローニーフィルムで一度に3本も撮影したりしてる。フィルム1本1000円、現像代プリント代、とんでもなくお金がかかる。慎重にロケ班して水平器とかつかって撮影に臨みたい。

写真部の部長が松本穂香だが、高杉くんにほぼずっと怒ってる。この女優は愛嬌のある顔をしてるのだが一向にブレイクしないし人気も高まってない。

写真館の吉沢悠がロール状のサービスサイズ印画紙に焼き付けているのだが、通常のラボの機械は1枚ごとカットしないロールのまま取り出せるの?

自分もフィルムカメラは誰からも教わることなく、本を読んだり試行錯誤で撮り始めた時期を思い出した。何か面白いことに出会えた楽しい青春の日々を描いてる映画。たぶん、文化祭の準備をしてる時間が人生で一番楽しい。

クライマックスでの文化祭撮影シーンでの大人たちの会話が名言。この映画は佳作といっていい。

いきなり結婚式のシーンで解散してしまったバンドChelsyのドラマーAMIがけっこう目立つ役で出てくる。

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