2020年5月27日水曜日

アーサー・C・クラーク「太陽からの風」(1972)

ハヤカワSF文庫から出ているアーサー・C・クラークの短編集「太陽からの風」を読む。
1978年文庫化の2006年新装版で読む。
THE WIND FROM THE SUN by Arthur C. Clarke 1972
クラークの60年代短編の18本を集めたもの。では順に読んでいく。

  • 神々の糧 人類が動物の肉を食べなくなって2000年後の世界で。
  • 大渦巻Ⅱ 事故で宇宙空間に放り出された男。
  • 輝くもの 海底発電所の事故と巨大イカw
  • 太陽からの風 太陽光を帆に受けて宇宙ヨットレース。だが、太陽フレアでレース中止。
  • 秘密 ひょっとして寿命を延ばす秘密を得た?!
  • 最後の命令 米ソ核戦争の危機下でのブラックショートショート。
  • Fはフランケンシュタインの番号 脳神経細胞と電話ネットワークが似ていることからのイマジネーション。自分は2000年問題を連想。
  • 再会 これは短すぎて解説もできない。白人世界の人にしか面白くないかも。
  • 記録再生 人類はいつかソリッドステイトの中で意識として生きていくみたいなイメージは昔からあったっぽい。
  • 暗黒の光  アフリカ独裁国家の巨大パラボラアンテナ。
  • 史上最長のSF これが一番短いのだが自分にはよく意味が分からずw 作家あるある?
  • ハーバート・ジョージ・モーリー・ロバーツ・ウエルズ殿 「史上最長のSF」とセットの短編。
  • あの宇宙を愛せ 遠い宇宙の超文明に助けを求めようという演説。
  • 十字軍 絶対零度よりちょっとだけ温度が高い世界では超電導が普通の状態。結晶の薄層や金属繊維に知性が存在する世界。
  • 無慈悲な空 未来のヒマラヤ登山と遭難。
  • 中性子星 宇宙船の遭難事故。
  • 地球の太陽面通過 ゆっくりと死に向かう人々は記録を残す。南極のスコット隊のように。以上の17本が山高昭訳。
  • メデューサとの出会い ネビュラ賞受賞作短編。こいつはこの本の中で最長。中編といっていい。木星探査と大気を漂う巨大生物の目撃。なんか、時代を感じさせる。これのみ伊藤典夫訳。
このクラーク最後の短編集には他人にそれほど勧めたくなるようなものはなかった。

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