2020年4月26日日曜日

新垣結衣「ギャルサー」(2006)

2006年4月期に日テレで放送されていた「ギャルサー」(全11話)を、本放送を録画してずっと寝かせて一度も見ていなかったDVD-Rを見始めた。久しぶりにJKガッキーを見たくて。

だが、第7話~第9話を録画しておいたDVD-Rがどんな方法を用いてもまったくデータを読み取ってくれなかった。ゼロ年代はこんなクソ技術を「デジタルは永遠にキレイなまま」とか言って消費者をだました。がっでむ!

よって今回は7,8,9話はスルー。TSUTAYAを探し回るのも不要不急。調べてみたら昨年にhuluで配信されていたみたいだ。うーん、タイミングが悪い。これはもう見る機会がないかもしれない。
主演は当時33歳の藤木直人と、当時17歳だった戸田恵梨香。ともに人気俳優、人気女優として上昇気流に乗っていた時期。このふたりを軸にドラマは進む。

主人公の進之助はなんとカウボーイ。幼少時にアリゾナでインディアンと一緒に育ったw いきなり米軍機から東京渋谷へパラシュート降下。なので2006年東京渋谷の常識がまったくない。藤木はずっとカタコトの日本語を話す。

設定がまるで「裸の大将」だし、藤子不二雄「ジャングル黒べえ」「忍者ハットリくん」みたいな感じ。子ども向けっぽい。こんなオリジナルのドラマ企画がよく通った。藤木もよく引き受けた。
そういえばこのドラマは10代少女たちが大勢出演しているのにラブや性的な要素はまったくない。安心して家族で見れる楽しい作品。

戸田恵梨香はパラパラを踊る渋谷最大のギャルサーグループの一番下っ端。設定では300人の大所帯で、第1話では代々木体育館の前で大人数で踊っていたのだが、通常回ではせいぜい20人ほど。おそらく役名があるギャルは8名ほど。
藤木が掘った落とし穴に戸田が落ちる。戸田「何すんだよ、おっさん!(怒)」藤木「動物を捕まえる罠に人間がかかるのはおかしい」ずっとこの調子。会話が噛み合わない。

カウボーイ藤木はカタコト会話と中途半端な日本語理解と、偏見に満ちた中途半端な日本社会の知識で、少女たちや商店主たち、警官佐藤隆太の言うことを独自に勝手に解釈。それが全て騒動になる。
にもかかわらず、たまに物事の本質を突くような、人間として大切な心を語って説く。毎回クライマックスはそんな感動シーンのヒューマンコメディードラマ。
17歳の戸田恵梨香は体型がまだほぼ子ども。ガリガリ。だが、世間の注目を浴びるにふさわしい演技力を見せた。このドラマ以降にブレイク。主演クラスの女優へと成長していく。(この時期の戸田はメンタル的に相当にきつかったらしい。後にインタビューなどで語っている)

藤木がトモダチと呼ぶジェロニモが古田新太。こいつが日本人のイメージするテキトーなインディアン。アリゾナのテント住居から通信動画で中途半端な日本知識を藤木に教授する。騒動の元凶。
「インディアン、嘘つかない」など、日本独自のネイティブアメリカンイメージをデフォルメしたようなキャラ。藤木と古田の奇跡的にかみ合う会話が毎回コント。

あと、藤木と古田のインディアン娘を居候させるのが佐藤隆太。こいつが警察官でありながら超絶貧乏でいいやつ。みんなから「おまわり」と呼ばれる。

ボロアパートで暮らし食料がインスタント麺のみ。結果、登場人物たち全員がいつも腹を空かせている。そんなんじゃ犯人を追いかけられない。
藤木は勝手に公園に動物捕獲の罠をしかけ野菜を育てる。佐藤は都条例を持ち出して「コラ!」と叱る。だが毎回ナメられる。こいつのツッコミのテンポがとても気持ちいい。
そしてなんといっても新垣結衣。渋谷最大のギャルサー幹部でナンバーツー若頭のナギサ。こいつが悪ガッキー。カリスマ読者モデルで冷徹な策士。邪魔な幹部を追い落とすために、集めた会費を盗んでおいて、無くした幹部の責任を追及。うーん、JKガッキーにシメられたい。
ギャルサー「エンゼルハート」の総代リーダーが鈴木えみ。SEVENTEENスター鈴木えみ、ニコラスター新垣結衣の夢の共演。
この二人はライバルでほぼ対等な間柄。リーダーを適切に補佐するガッキー。この二人が高身長ツインタワー。パラパラを踊るシーンは毎回このふたりに自然と目が行く。
鈴木は毎回寒いたとえ話ジョークをする。唯一ツッコめるのがガッキー。回を追うごとに逆パターンがあったりと脚本に感心。
ストーリーにはまったくリアリティはないし演出も雑だが。
第1話ではベレー帽のようなものをかぶっているのだが、その後はギャルっぽいキャップをかぶっている。毎回デザインが違う。

このナギサガッキーがメインの回が第3話。読者モデルとしてダイエットに苦しみハンバーガーを棄てるところを藤木に見つかる。「食べ物、棄てる、よくない!」
藤木はナギサを穴に落とす。ケータイも奪う。腹が減る。すると、穴の下の土から野菜の種が発芽。しんのすけは「食べることは命をいただくということだ」とナギサに教える。「ああ、わんこそば、美味しい」

このドラマは毎回毎回バカバカしい。とくに「八つ星てんとうむしの呪い」の第6話は圧倒的バカ回。くだらなすぎw

そもそもアリゾナのネイティブアメリカン居住地から、しんのすけが必要とするものが1日で佐藤隆太のボロアパートにパラシュートで届くことが可笑しい。ドラえもん的世界観。そのへんのことは考えるな!という態度が潔いし清々しい。

番組ラストは出演者みんなでダンス。それが日テレドラマの伝統。
その点でもこのドラマは家族で見て楽しい良ドラマ。こいつを今、地上波ゴールデンでやってほしかった。無理ならまた配信希望。
そしてこのドラマこそがガッキーと戸田恵梨香の最初の共演。2017年コードブルーまで続く。17歳だったふたりとも30歳を越えた。すっかり大人のレディ。

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