2020年3月19日木曜日

山本美月「貞子vs伽椰子」(2016)

まだ見ていなかった「貞子vs伽椰子」(2016 KADOKAWA)を見る。もう貞子シリーズも呪怨シリーズも見る気はまったく起こらないのだが、美少女玉城ティナが出ているので見る。

見るだけで死ぬ呪いのビデオテープと、足を踏み入れただけで死ぬ呪いの家の対決!
90年代ジャパニーズホラーを日本伝統の怪獣映画的手法で料理した1本だと期待して見る。

女子大生山本美月佐津川愛美が、よせばいいのに興味本位で、汚いリサイクル店でわざわざビデオデッキを手に入れてきて、貞子ビデオを見るというスタート。
で、電話がかかってくる。日本ホラーは90年代からIT機器を媒介して呪いが広がるようになった。ここから邦画ホラーは間違った方向へさ迷うようになったw
呪いの家に踏み入ったものは死ぬのだが、入ることを強要するイジメ小学生たちは平気なままなのか?と思って見てたら、あの小学生はちゃんとイジメ小学生も巻き込んで全滅してて感心w 

加持祈祷師もみんな死ぬ。神ですら太刀打ちできない。巻き込まれただけの周囲の人々もみんな死ぬ。
このシリーズを見たこどもたちは、いま世界を騒がせてるコロナウィルスも「穢れ」みたいに扱って、関心持って調べることも恐れるようにならないか心配になる構造だ。くだらない。

最強の異端霊能力者安藤政信が登場。こいつならなんとかしてくれそう。貞子に伽椰子をぶつけることで相殺をねらう。そんなバカな。ゴジラにモスラをぶつけるようなもの。
だが、ヒトラーとスターリンを戦わせて世界は平和になったのか?って見てて思った。そりゃキメラみたいなもんができる可能性もあっただろ。

最強の矛と最強の盾を対決させて「どっちが強い?」という発想は楽しいw
貞子と伽椰子の戦いは衝撃で笑ってしまったわ。

クレオパトラみたいなヘアスタイルの玉城が現実感がない美しさでホラーにぴったり。
もう邦画バカホラーはほどほどにしてほしい。

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