2020年3月21日土曜日

長澤まさみ「コンフィデンスマンJP ロマンス編」(2019)

「コンフィデンスマンJP -ロマンス編-」を見る。2019年5月公開のフジテレビ映画。
監督は田中亮。脚本はおなじみ古沢良太。
ドラマ編の本放送から1年後の映画公開だった。同時に「運勢編」というドラマSPも放送された。

2019年は「マスカレード・ホテル」「キングダム」までもが大ヒット。コンフィデンスマンまでも29億越え。長澤まさみ株がさらに高騰。飛躍の1年だった。
テレビドラマの続編映画化はなぜかたいてい海外へ飛び出してしまう。今回の舞台は香港。ドラマ編に登場したゲストキャラもチラ見せ総出演。

このドラマは冒頭から何もかも伏線に見えてくるドラマ。なるべくそういうのは気にせず見進めるのが正しい見方。じゃないとすべて嘘に見えるし、見てて疲れる。
ダー子は骨のあるオサカナがいなくて暇で死にそうになってる。ぼくちゃんは戦隊ヒーローショー。リチャードはホテルのプールでギャルと一緒。佐津川愛美がほぼ水着姿で驚いた。この人、30越えてんだぞ。

香港でデモが起こってるのだが、こいつが中共とその走狗長官に対するものでなく、女帝竹内結子。嫌な金持ち。今回、ダー子のオサカナはこいつに決定。
モナコ織田梨沙がダー子のスカウトした新人として登場してるので、時系列的にSPドラマ編の前エピソードっぽい。ちなみに、自分はまさみをオバサンと呼ぶやつは許さない。

「コンフィデンスマンの世界へようこそ!」のシーンで「芸能界きってのおしどり夫婦は本当にビジネスではないのか?」という口上がある。隣で表情変えずにいる東出の神経がすごい。こいつに愛の本質を語らせるな。
このシーンでこちら側に向かって歩いて来るまさみの胸が揺れている。
モナ子はレギュラー昇格?今回もまさみがテンション高くフザケすぎ。

だが、まさみがフザケまくるのは冒頭のみ。今回はシリアスまさみシーンが多い。ずっとラブ要素漂わすw

香港の街角で作戦会議。蒸籠持ってくる店員の表情がまさしく香港の店員。日本の労働生産性が低いのはムダなおもてなし精神に精気を吸い取られ過ぎてるから。頑張る方向が違う。おもてなしは超一流セレブ相手だけでいい。庶民にはそのぶん安くしろ。香港中国の店員レベルを見習え。(この店員は後に別シーンにも登場)
ダー子一味が竹内ランリウの情報収集してる一方で、悪人江口洋介が幹部会議ではっぱをかけるシーンがほぼワ●ミ会長。ダー子たちを殺せ!という恐ろしい陰謀。

ダー子にはコンフィデンスマンとしてかなわない相手がいた。ということをリチャードがぼくちゃんとモナコに語る。そいつは誰だ?

竹内が登場シーンから顔が怖すぎる氷の女帝。まさみはこっちの役でもいい。
でも、占いを信用する女帝なんているのか?こいつがダー子モナ子渾身の演技にダマされない。保険の調査員ジェシーこと三浦春馬の登場にダー子が激しく動揺。こいつがダー子の元恋人?!
強敵が相手のうえに、さらにライバルもいる。そして恋。ダー子、焦燥。今回はさすがにムリか…。
コンフィデンスマンの世界はどんなことが起こったとしても、それはダー子の仕込みなんでしょ?と思ってしまう。
古沢脚本はさらに視聴者の上を行く。ガラガラと巻き戻って舞台が転換する。

エモいシーンほどみんな笑いをこらえているようにも見える。ヘリポートにみんな間に合うシーンとか、きっと何かあると。
モナコの「ボクちゃんさん!」は「サカナクンさん」と同じ問題を投げかける。

映画はSPドラマよりもさらに壮大だった!w 時間が巻き戻ってから長い。こんな展開アリか?でもまあこれが古沢コンフィデンスマンの世界。
視聴者に示すべき映像をカットする手法の叙述トリック。「すっかりダマされたでしょ」これぞ正しい娯楽作映画。
ただ、あの場面で30億現金で払うのはちょっとやりすぎに感じた。勘づく視聴者はいたかも。

ジェシーとの元恋人回想シーンで、ダー子まさみにもうちょっとセクシー要素(海街diaryていどの)があればよかった。
最後まで色気のないダー子だが、ラストにとんでもないインパクト映像を盛ってきたw

織田梨沙が可愛かった。夏の女の子はショートパンツだと5割増しで輝く。(ちょいビキニシーンまであってびっくり)
まさみもダー子みたいにリアルガチに可愛い女の子しか愛せない人だったらいいのにな…と切に思った。 

主題歌Official髭男dism「Pretender」。このバンドも短い間に一気に売れたな。

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