8月13日14日15日と3夜連続で浜辺美波と東出昌大が主演のミステリードラマ「ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~」が放送された。(第2話第3話の放送日は台風情報で画面がわちゃわちゃしてしまって残念)
浜辺美波は黒薔薇純子というまったく売れない超絶腹黒アイドルを演じている。まるでNGTのように自分より人気のある他人の足をひっぱるw 制服ポケットに手を突っ込んで「エッヘッヘ」と下卑た笑いを浮かべ他人の弱みにつけこみ協力させる。
こいつが一日警察署長で警察署内にいるもんだから、捜査本部の置かれた殺人事件の捜査に積極的に介入。本庁捜査一課の刑事東堂(東出昌大)と一緒に聴き込み捜査する。
これが蒔田光治の企画脚本だから想像はしてたけど、雰囲気がほぼ「TRICK」の上田と山田。
傲慢でプライドが高くセコい大学教授がそのままキャリア警察官に、売れないマジシャンがそのまま売れないアイドルに置き換わった。
超デカ東出と小柄で華奢な浜辺がすっごい身長差凸凹コンビ。ここも阿部寛と仲間由紀恵っぽい。
なぜか犯罪捜査にだけ高い能力を発揮してしまう社会的弱者の女の子が犯人を暴く。社会的に地位の高い物が手柄を独り占め。これもTRICKのパターン。
浜辺は頭の大きさと身長と肩幅の比率がこども。浜辺の超絶腹黒さとずる賢さがエリート刑事東出を翻弄。蒔田脚本には「こいつ自分より下だ」という相手には増長し調子に乗りぞんざいな態度とダル絡みに出るパターンの人物が多い。たぶん蒔田氏の実体験に基づいた脚本w
この浜辺の顔芸と天才的魅力あふれた個性派女優っぷりがすごくて感心。
とくに第2話は霊能力者が呪いで人を殺すというトリック。しかも、謎に迫る東出と浜辺が部屋に閉じ込められガスで殺されそうになるところはまんまTRICKで何度も使われたパターン。BGMのセンスも似てる。
ただ、このドラマは堤演出みたいに脇役までもが存在感強すぎウザ過ぎないところが良い。
第1話に長澤まさみと東京中野のマンションでルームメイトだった大塚千弘が婦警役で出演。自分の知ってた大塚とかなり顔が変わっててしばらく気づかなかった。しばらく小林麻耶だと思ってた。
第3話は黒薔薇浜辺が冤罪の疑いをかけられる。急に言葉遣いが「オマエ」になる。警察は現実でもフィクションでも常にクソ。
浜辺美波は今現在、20歳前後の女優では広瀬すずに匹敵する別格の存在感の実力者。それはこのドラマを見た多くの人が感じただろうと思う。
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