2019年8月10日土曜日

細田守「未来のミライ」(2018)

自分はぜんぜんアニメを見ないけど細田守というアニメ監督が巨匠の道を歩み始めてるらしいので「未来のミライ」という映画を見る。細田監督作品は「時をかける少女」しか見たことがない。
スタジオ地図という会社の製作、配給は東宝。また川村元気がかんでいるのか!?

声優はまた星野源か!
上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、宮崎美子、役所広司、福山雅治といった非声優俳優たちが声を担当。

二人目の子供ができた家庭の風景。美しい街、美しい一戸建て、若くスリムな夫婦。
これ、現代絶望国家日本の若者たちが夢見ても手の届かない夢?安い単価で仕事する製作スタッフはこういうのどう思う?

こういう風景をアニメで描かないといけない意味がわからない。実写でいいのに。19世紀英国田舎貴族の館が舞台でもいい話。

70年代の浮浪大学生みたいな男が登場。え、妖怪変化?!こういうのはアニメじゃないと描けない。
最近の日本の婆さんは昔の婆さんのイメージとまったく違っていて困る。

ひな人形を箱にしまうという意味が海外の視聴者に理解できたのか?
YMOプロパガンダにも登場する根岸競馬場のアレが出て来た。てことは横浜が舞台なの?横浜で立派な一戸建てって両親ともに資産家?

通常のテレビアニメのようにオープニングがある。主題歌が山下達郎って知らなくてびっくり。近年、日本70年代80年代シティポップ人気が高まっているので、このアニメは海外でも注目されたに違いない。

たぶん子ども見てりゃそれだけで楽しいという人向け。正直言ってあまり面白くなかったw 少子化対策若者啓蒙アニメ映画か?

つまらないつまらないと思ってガマンしながら見てたけど、未来の東京駅の風景だけは宮沢賢治童話のようで幻想的で楽しかった。たぶん子供の頃に見た夢はこんな感じ。

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