2019年8月29日木曜日

宮崎駿「崖の上のポニョ」(2008)

宮崎駿監督のジブリアニメ映画「崖の上のポニョ」(2008)も金ローでやってくれたので見る。今回初めてタイミングが合ったので見れた。最初で最後のつもりで見た。

もう10年以上昔の映画だとは信じられない。もっと最近の映画だと思ってた。
何の予備知識もないのだが、当時観に行ってた人から「わけわからん!」と聞いていた。

たぶん海の生き物ファンタジー。風景的に瀬戸内か松島?リアス式海岸っぽくもある。海の底がゴミだらけ。
ツーブロック少年とのファーストコンタクトが「金魚だ!」。海で金魚を拾うなどということはありえない。海で拾った生き物をいきなり水道水にぶちこむのもありえない。

ママの職場は老人介護施設?幼稚園の隣?老婆によればポニョは人面魚。人面魚が陸に上がると津波がくるらしい。

岬の丘の上の一軒家が良い家。父親は航海士か。きっとお金を持っている。
海まで小径を下ればダイレクトでインできる。
航行中の船から照明をつかって簡単な通信ができる5歳児がすごい。

ポニョにはブリュンヒルデという本名が?ワーグナー「神々の黄昏」なのか?
ポニョが人間になって波間を走るシーンの音楽がワーグナーっぽかった。

海の底で暮らしてる男の声が所ジョージ。いろいろぶつぶつつぶやいて説明してくれるのだが、結局何でそうなのかは見ていてわからない。たぶん人魚姫がモチーフ。

ディザスタームービー?!

ママが子供を助手席に乗せているのにカリオストロの城のルパンのような運転。台風なのに軽自動車で海に突っ込むとか危険極まりない。津波を車で逃げるシーンはどうしたって震災を連想。
この母親の行動も常識とリアリティがないファンタジー。あの状況で落ち着いていても無意味。もっとしっかり慌てて逃げろ。
てか、誰も災害が起こった認識がない?悠々と舟遊び。
この長編アニメーション映画は物語としての常識的な骨格が見えてこない。ファンタジーであればなんでも許される。たぶん、なにか意味を読み解こうとする行為はムダ。演じてる役者たちもさっぱり意味がわからなかっただろうと思う。は、半魚人?!

最後は大橋のぞみと一緒にポニョポニョ唄えばそれでよいというアニメ。強く困惑した。

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