2019年5月13日月曜日

奥多摩の古民家カフェ

暑くもなく寒くもなくカラッとした晴天の日曜日、奥多摩町まで友人と出かけた。
小河内ダムからちょっと登った場所にある古民家カフェを目指して。

対向車が来たらバックしないといけないような狭い道を登る。開店時間になるまでゲートが閉じている私道を通って、それほど広くない駐車スペースに縦列で車を止める。
山の斜面に張り付くように大きな古民家が建っている。
カフェ Indigo Blue 
縁側の席に座ると
目の前にはこういう風景。小河内ダムを見下ろす絶景。野鳥が舞い降りる庭。
この店がとても居心地がよく素晴らしい。この日一番乗りしてしまい30分ほど店を独占してしまった。
ジビエ(鹿)のカレーをいただいた。1200円。コーヒー付きだと1500円。
ちょっと高いかもしれないが、この絶景の場所代だと思えば高くはない。
これがジビエの燻製のミンチを使ったカレーなのだが、まったく初めて経験するような風味。スパイシーかつ、燻製の香りがふわっと口の中から鼻腔へ広がる。
コーヒーは食後にガリガリ豆を挽いて出してくれた。器も良い。このセットまるまるほしい感じ。
30代ぐらいの男性がひとりで接客。とても丁寧で優しく上品。まるで都心の一流ホテルのよう。友人と「何者だろう?」と、シャーロック・ホームズのように考えた。駐車スペース奥にあった車が品川ナンバーだった。たぶん都心から通っている。
お昼前になるともうひとり60代ぐらいの女性も出勤してきた。
5月のこの時期は、開けっ放しの縁側から、ときどき大きな羽音をたてた蜂が迷い込む。都会の子はちょっとビビるかもしれない。
それでも最高の時期に来たように感じた。吹き込むそよ風が心地よい。
隣にはなんと不動堂がある。青目立不動尊という。
蔵では山の暮らしを今に伝える古道具の展示もしている。
調べてみたら、このカフェは奥多摩の新名所のようになりつつあるらしい。
別の季節にまた来たい。

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