2019年2月28日木曜日

西野七瀬卒業コンサートライブビューイングに行ってきた

2月24日、乃木坂46の7th BIRTHDAY LIVE および、西野七瀬卒業コンサートライブビューイングに行ってきた。
西野七瀬は乃木坂46のメンバーとしての活動は昨年の紅白歌合戦が最後だったのだが、卒業コンサートという最後のイベントが残されていた。

毎年恒例の乃木坂46持ち曲全曲披露のファン感謝祭(オタ大法要)「バスラ」が、大エース西野七瀬の地元ということで、初めての大阪開催。大坂が乃木坂になった4日間限定遷都。

自分は乃木坂は宝塚だという持論がある。どれほどファンの間で人気が高く尊敬されていようとも、その世界の外部の世間一般の人は結局やっぱり知らない。AKBの前田敦子がいかに人気があろうと世間は「?」だったように。

自分が見たところ、西野七瀬は乃木坂7年間で一番人気があったメンバー。もっとも多くの人々から愛された存在。

もし西野七瀬が乃木坂以外のアイドルグループに入ってしまったとしたら?そのまま埋没していたかもしれない。自分から前へ貪欲に出ていく性格ではなかった。
西野七瀬が今の乃木坂カラーを決定したと思っている。今野さんが西野に中心に据えたことが今の成功へと繋がった。乃木坂の衣装はすべて西野に似合うように造られていたのかもしれない。

そんなアイドルの巨星がその夜、ノヴァを迎えた。

西野卒業公演のLVが当たったから行かないか?と友人が前日になって言ってきた。行くことにした。
東京は郊外のシネコンでも満席。ところによっては2スクリーンという大盛況。やっぱり西野は大人気の大エースだった。

東京西部郊外にある某シネコンへ友人と車で出かけてみると、フロアは若い男性グループで大混雑。たぶんみんな乃木坂目当て。
これほどの規模でライブビューイングイベントを開催してこれほどの人を集めるコンテンツは他にない。

OVERTUREと呼ばれるSE音楽が流れると、周囲の客の7割がペンライトを両手に持って立ち上がって掛け声を叫び始めた。
各楽曲にはそれぞれおなじみのコールもある。その浸透ぶりがすごい。自分は半分ぐらいしか曲を知らない。

自分も大人になって日々いろいろなところで世の無常というものを感じるようになった。その中でもアイドルグループほど「無常」を強く意識する場所はない。長くても8年ほどでアイドルを卒業して旅立ってゆくのだから。

西野七瀬という人はアイドルとして適性があったのだが、他とはかなり雰囲気が違っている。はかなげで元気いっぱいという感じがない。だが、華奢な体型で自信なさそうなハニカミ笑顔が史上最高に魅力的。似ている人を他に知らない。
西野がカメラに抜かれるたびに「美しい!」と静かに感動した。
オープニングでサビ始まり歌唱の西野。歌唱はそれほど上達しなかったなと思った。紅白後、どれだけ練習できたか知らないけど。

「きっかけ」のブロックは名曲の連続。感動の嵐。メンバーたちも涙。
「せっかちなかたつむり」での西野は美しかった。
「スカイダイビング」で「どいやさん気球」に浮かぶ西野が可笑しかったが、それですら美しかった。

若様軍団曲「失恋お掃除人」は堀が充当。「箸くん」スベリ芸も継承。だが、堀様軍団は今回限り? 最近の堀は仕上がってるなと感じた。
4期生による「強がる蕾」もメンバーを換えて歌い継がれていく。
自分の席の後ろに居た男子2人が、山下がカメラに抜かれるたびに大きく反応していた。山下もこれからの乃木坂を支えるエース候補。可愛く美しく仕上がってる。

「4期生」もほぼ全員カワイイ。斜め後ろの女子たちがひとりひとりにカワイイとため息。
そして飛鳥。西野が去った後の乃木坂カラーを決める存在。
アイドルの卒業コンサートは終わりが近づくにつれて時計の針を強く意識する。残されるメンバーたちはかけがえのない季節の終わりを意識し始め、それぞれが涙をにじませる。
西野本人も涙を浮かべていたように見えた。だが、汗をかきつつ明るい表情。「直前までぜんぜん実感がなかった」西野はそんな人。

アンコール前MCでのfarewell speechは西野らしいものだった。西野の人柄がよく出ていた。

桜井もカメラに抜かれたときほぼすべて美しかった。だが、「つづく」を「つなぐ」と言い間違えるポンコツぶり。
白石はずっと涙ぐんでいたように感じた。

最後の最後のぐだぐだぶりも逆に良い。「これ、どうやって終わるん?」「どう締めたらエエ?」誰もイヤモニで指示するスタッフがいないのか?
乃木坂46 7th Birthday Live Day4 西野七瀬卒業コンサート@大阪・京セラドーム2月24日セットリスト
01.気づいたら片想い
02.いつかできるから今日できる
03.ロマンスのスタート
MC1
04.夏のFree &Easy
05.ごめんね ずっと…
06.自分じゃない感じ
07.トキトキメキメキ
08.春のメロディー
09.Another Ghost
10.魚たちのLOVE SONG
11.失恋お掃除人
12.君は僕と会わない方がよかったのかな
13.命は美しい
14.何もできずそばにいる
15.羽根の記憶
16.設定温度
17.傾斜する(4期生)
18.強がる蕾 (4期生)
19.転がった鐘を鳴らせ!
MC2(4期生自己紹介)
20.他の星から
21.ショパンの嘘つき
22.Rewindあの日
23.生まれたままで
24.吐息のメソッド
25.僕がいる場所
MC3
26.ひとりよがり
27.隙間
28.遠回りの愛情
29.きっかけ
MC4
30.心のモノローグ
31.インフルエンサー
32.別れ際、もっと好きになる
33.嫉妬の権利
34.かき氷の片想い
35.無口なライオン
36.やさしさなら間に合ってる
37. やさしさとは
38.My rule
39.せっかちなかたつむり
40.スカイダイビング
41.会いたかったかもしれない
MC5
42.いつかできるから今日できる
アンコール「西野の告別スピーチ」
01.つづく
02.シンクロニシティ
03.ダンケシェーン
MC6
04.帰り道は遠回りしたくなる
アンコール2
01.光合成希望
全47曲を4時間ちょっとで完走した。メンバーとスタッフの労をねぎらいたい。
西野七瀬は今後活躍の舞台をモデル、女優、バラエティ番組へと移していく。さらなる活躍に期待したい。
そして次は衛藤の秒針が回り始めている。

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