2019年2月24日日曜日

中条あやみ「覆面系ノイズ」(2017)

中条あやみがバンド少女役で主演した「覆面系ノイズ」(2017 関西テレビ / 松竹)という映画があるので見てみる。これも少女コミック原作のスウィーツ映画。

自分、あんまり中条あやみという人を知らない。女優として最初に認識したのが「劇場版零」。SEVENTEENモデルから出世して「アナザースカイ」アシスタントMCをやったり、「チアダン」に出演するなど女優方面で活躍を開始。昨年度日本アカデミー賞では新人俳優賞という評価も受けた。
スタイルがめちゃめちゃいいハーフ。十代少女たちがあこがれるに決まっている。自分は以前からこの子が東出昌大にそっくりに見えている。

このヒロインが常にマスクをしているという設定が新しい。マスクをしていても美女オーラ眼力を隠せない。目ぱっちりすぎ。

ロックシンガー少女映画。また湘南と江ノ島の風景かよ。江ノ電かよ。由比ガ浜かよ。鎌倉の風景が多数登場。「タイヨウのうた」以来もう何度この風景を青春映画で見たか分からない。
男キャストを見ればだいたいどんな映画か解ってしまう。スウィーツの甘い匂いがぷんぷんする。
ロックやってるのは爽やかイケメンだけじゃないんだぞ。マンガに寄せるとビジュアル重視しすぎ。金髪が許されるような高校は超ド底辺高でもそうないぞ。

真野恵里菜が気の強いJK役。この子はアイドルとしても歌手としても女優としてもパッとしないままサッカー選手妻となってしまった。悲しい。
身長は159㎝と普通なのだが、中条の隣に立つとスタイルの見栄え格差が残酷。
POPミュージックにおいて腹式呼吸はそんなに大事か?体力づくりとか必要か?

音楽業界を少女コミッククオリティでファンタジーとリアリティ交え描く。「彼女は嘘を愛しすぎてる」みたいな感じの映画。みんなイケメンと美女。
志尊淳と小関裕太、セッションを始めるふたりがカッコいいぞ。少女たちが思い描くカッコイイ音楽とバンドだぞ。
ステージ衣装がエキセントリックすぎて痛い。屋上で突然次作の歌を全力歌唱してしまう。痛い。でもそれが青春。

劇中に何度も「ゆずの曲が好き」って出てきて、異なる二人組が頭に浮かんでしまう。

寝てる中条のマスクの上からキスとか、泣いてるから突然キスとかイケメンなら許されるって、間違ったメッセージを子どもたちに送ることになるぞ。怖い。

人気急上昇で初ライブでラストライブとか、不安定すぎるぞ。
初ワンマンで豊洲PITはやりすぎだろ。せいぜいO-EASTとか代官山UNITだろ。

想像していた通り、ドラマ自体はつまらない。だが演奏シーンで終わるROCK映画は好き。楽曲のクオリティによるけど。

ちなみに、自分が一番好きな女優ロック熱唱シーンは「ソラニン」の宮崎あおい。映画としては何も好きじゃないけど。
中条はかなり売れている。CM出演が多いのは強い。大活躍中といってよい。
ただ、こういったハーフ系美女にはそれほど熱心な男子ファンはつかないような気もする。

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