2018年12月1日土曜日

北川景子「間宮兄弟」(2006)

森田芳光監督脚本の「間宮兄弟」(2006 アスミック)を10年以上ぶりに見る。
江國香織の原作小説は今もって読んだことがない。

ビール会社の商品開発部勤務の兄佐々木蔵之介と小学校の用務員の弟塚地武雅の間宮兄弟は子供の頃からずっと仲良く二人暮らし。ちょっとヘンな兄弟を描くヘンな映画。「モテキ」みたいなサブカル日常映画。

ふたりの共通の趣味はなぜかベイスターズ戦をテレビで応援するかDVD映画鑑賞。部屋にはたくさんの本。

小学校の先生が常盤貴子、ビデオショップ店員が沢尻エリカ、ヘラヘラした妹が北川景子

弟は常盤先生を、兄は沢尻店員を家でDVDを見るカレーパーティーに誘う。そこから何かが動き出すという映画。下心があると思われないか心配し相談しあう兄弟を見て笑おうってゆう映画。てか、4人だけじゃぜんぜんパーティーって呼べないじゃん。
沢尻はこの当時すでに大人気女優。この映画をみると沢尻が人気女優だった理由がよくわかる。清楚かつイマドキ感のする時代のニューカマー。

北川景子はこのころSEVENTEENモデルだったのだが、映画ドラマのオーディションは連敗街道ばく進中。本人によれば100連敗だったとか。女優のオーディションってそこまで絶望なんだな。

そしてとうとう連敗が止まる。それがこの「間宮兄弟」だった。北川にとって森田芳光監督は恩人。この映画での北川は脇役であってもとてもカワイイし目立ってる。意味なくショートパンツ姿で昼寝。
沢尻もその後は「別に」騒動、結婚離婚もあって人気がジェットコースター。その点、佐々木と塚地は日本映画界でそれなりの地位を築いていて立派。

小さい笑いとユーモアで満ちているライトな映画。
佐々木の勤務先の営業マンが岩崎ひろみと高嶋政宏なのだが、高嶋の声のデカさw

田舎の母親中島みゆきが運転してる車がロールスロイスw 塚地のうなぎパイの食べ方w

野球の練習を見てる沢尻の独り言、不登校の子からの黒板メッセージを塚地が読んでるのに常盤先生はMDで音楽、高嶋と戸田菜穂の離婚交渉の現場の佐々木、モノポリーで必ず色仕掛けしてくる常盤、戸田菜穂の「MDは要らない」の件、今日の反省会、どのシーンもユーモアであふれてる。笑いのポイントは数えきれない。

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