2018年10月18日木曜日

「犬神家の一族」ロケ地の青木湖

市川崑監督「犬神家の一族」(1976)のロケ地は長野各地なのだが、今回は犬神家のお屋敷のあるという湖のロケ地、長野県大町市の青木湖へ行ってきた。
自分、大町市がどこかまったく知らなかった。長野の富山よりにある。東京から車で3時間ちょっとかかる。いつもように友人と、ほぼ1年ぶりのキャンプに出掛けた。
那須ホテルの女中(坂口良子)に案内された金田一さん(石坂浩二)が部屋の窓を開けて「きれいだなあ」「国破れて山河あり」とつぶやく風景はたぶんこのあたり。そこにホテルはない。こういうシーンは正確な場所を特定できない。
青木湖のキャンプ場に到着。青木湖がとてもキレイ。透明度が高い。
犬神佐清(スケキヨ)の死体が発見された現場w こどものころからずっと見て来た風景についに到達。
映画公開から42年経っている。変わらない風景もあれば変わってしまった風景もある。
野々宮珠世(島田陽子)が金田一さんに手紙を渡すシーンの場所。
対岸の山容から判断してこのあたりじゃないかと事前に予想していたのだが、一致するような場所をまったく発見できなかった。たぶんもうまったく風景は変わっている。

青木湖のこちら側の土地の所有者権利者が細かく分かれていて、いくつかあるキャンプ場の運営者が別々で、それぞれに柵と金網で区切られているために、移動が困難。これ以上の調査はできなかった。(最近になってこの場所は木崎湖らしいという噂も聞いた)

大町市のスーパーで買ったジンギスカンなどを焼いて過ごした。今年の夏はあんなに暑かったのに、もう夜は寒い。フリースを着て毛布をかぶって寝た。
あんまり早く寝てしまったために翌朝は4時30分ごろに起きてしまった。これは朝6時20分ごろの青木湖。明鏡止水だった。
実はこの対岸に幹線道路と大糸線が走っている。周囲が静かなので電車のがたごという音がよく聞こえてくる。
翌朝、9時過ぎにキャンプを撤収。崖の上の道路から青木湖を見下ろす。とてもキレイな湖。手前の建物は電力関係の施設。
松子夫人(高峰三枝子)が生みの母にお金を渡すシーンの場所を探す。
おそらくこの集落だと思う。お墓がそこにあるし。ずんずん入り込む気がしなかったのでこの程度で押さえた。この集落の人々も高峰三枝子がそこにいるのを見てびっくりしただろうと思う。

次に、スケキヨの出征奉納手形がある神社へと向かう。

0 件のコメント:

コメントを投稿