2018年10月10日水曜日

斉木楠雄のΨ難(2017)

「斉木楠雄のΨ難」(2017 日本テレビ、ソニー・ピクチャーズ)を見る。
福田雄一の監督脚本がシュールなマンガをさらにシュールに実写化。誰がこんなの望んでいるのか?

福田雄一は近年かなり売れてる映画ドラマ監督。ただでさえガラパゴス化してる邦画界で死守されてきた「フザケていい最低ライン」をさらに押し下げた人物。

この人が作るものはほぼすべて同じ作風。テキトーすぎフザケすぎ。たまにハマるものもあるけど、そのほとんどが資源と時間と労働の無駄遣い。
低予算深夜ドラマでいいだろ。映像にお金をかけて撮る意味がない。
主演の山崎賢人はなんでこんな役を受けた?原作原理主義なキャラデザイン。目つきとテンションがまるでガクト。この座った目でボケまくる脇役たちをツッコミまくる主人公。
いったいどのファンが金を払ってこの映画を見たいと思うのか?せいぜい2.5次元コントミュージカルだろ。
橋本環奈がこの映画のヒロインに相当するのだが、この役が酷い。可愛いのに心の声がぶっちゃけすぎ。芸人のやるような顔芸独白芝居の時間が長い。コメディエンヌぶりには感心。

福田映画恒例のムロと佐藤のウザいダル絡み地獄。だが今回は出演時間が短い。むしろクラスメートが主役。

唐突なラストは「え、終わり?」って思った。やはりドラマを破壊している。
ただ、ずっとテンポいいので退屈はしない。その点で他の福田雄一作品よりマシ。
この映画で一番かわいいのは内田有紀さんだ。もう高校生の息子がいる母親役もやるのか。まさみも40代になったらこんな感じかな。

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