2017年10月31日火曜日

スタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」(1968)

最近になってアーサー・C・クラークを読んだりして、またスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」を見たくなった。学生のころ以来久しぶりに見返した。懐かしい。

今ではブルーレイの鮮明な画像で見ることができる。こんなにもくっきり鮮やかで美しい映像だったんだ!と新鮮な驚き。
写真やイラストをセル画のように重ねて遠ざけたり移動したりして、これだけ説得力のある映像がつくれていることがすごい。
これ、子供の頃にテレビで初めて見たわけだが、もうすごすぎて意味が解らな過ぎて怖すぎた。
大人になっていろんな知識がついて今見れば、以前わからなかったこともわかるだろうと思い、見返した。
1968年当時、人類は2001年になれば宇宙開発はこれぐらい発展してるだろうって無邪気に思ってた。だが、子ども時代に大阪万博で輝かしい未来を夢見た少年たちは、既に老境にさしかかってる…。そんなはずじゃなかっただろうな。

冒頭の猿のシーンが意外に長いなと感じた。だが、このシーンですら見ていて飽きない。なんだかすごい映像。ただ、高画質な映像で見ると、遠景がイラスト書割感がするのは否めない。

これ、今見ても面白いし、そのデザインが今でも通用してると思う。当時の人々はとんでもない映画だと感じたに違いない。宇宙船のシーンで出演してる中高年の役者たちは1960年代を感じるけど。

月面での重力が1/6な感じは描き切れていない。アポロ月面着陸以前の映画なので致し方ない。
近年、我々はようやく人工知能ってやつの話題を身近に聴くようになってきた。人工知能が将棋で人間を負かす。人工知能が人間にわからない言語で人工知能同士連携を取り合う。この映画で描かれているように、やがて人工知能が人間を殺す事態が起こりうる…のではないか?怖い。

それに、誰も助けにきてくれない宇宙のかなたでこんな事故が起こって唯一人生き残るとか、想像しただけで絶望。
コンピューターであっても、形勢不利とみるや謝罪と言い訳するのかよ!なだめすかしたり懇願したりw 

何が怖いって、ゴォ~って現代音楽をバックに意味の分からない覚醒したようなサイケ映像が延々と続いた後、欧風の屋敷みたいな白いベッドルームに突然移動するところ。まるでシャイニング。
なぜメシ食ってる?なぜ死に絶えようとしている老人が?そしてモノリス!そして嬰児?!わけわからなすぎてパニック!w
キューブリックはクラシック音楽大好き。R.シュトラウス「ツァラトゥストラ」のティンパニがでんどんでんどんいう箇所を知ってる人は、たいていこの映画を見たからだと思う。
ハチャトゥリアンの「ガイーヌ」からアダージョが使われているのはちょっと違和感だが、当時の宇宙先進国・ソ連から作曲家を1人選んだ感じがする。

リゲティのアトモスフェールはこの映画と同じ音源を持っている。エルネスト・ブール指揮、南西ドイツ放送SO.のWERGO音源だ。レクイエムは持ってないので悔しい。ルクス・エテルナは違う演奏のCDを持っている。

とにかく、まだ見たことないという若者は早くこれを観ろ!と言いたい。

2017年10月30日月曜日

長澤まさみ FLIX 2011年10月号

「モテキ」公開時期に長澤まさみがグラビアとインタビューあわせて4ページのみ登場したFLIX 2011年10月号を手に入れた。主演の森山未來は6ページのグラビアインタビューがある「モテキ」特集。

自分とまさみの歴史において「モテキ」はとても画期的な作品だった。それまではずっとイマひとつしっくりこないパッとしないヒットしないドラマや映画ばかりだったから。「モテキ」以降、まさみは人気女優に返り咲いた。もう6年も経つとは信じられない。つい最近の映画のような気がする。

「モテキ」は公開時から情報の多い作品で、まさみのインタビューも他でたくさんあって、このFLIX誌でも特に目新しいことは話していない。なのでそれほどほしいわけでもなかったのだが、そこに200円で置いてあったので買って帰った。この号は今までほとんど見かけたことがなかったから。すでに1冊持ってるけどw

なにせ、この号のまさみの写真が特に自分は気に入ってる。24歳のショートまさみは最高。顎がシュッとしてる。
まさみは定期的にロングとショートを繰り返してる。それだとファンも飽きがこない。
もう映画「モテキ」が好きだというまさみオタも少なくなったかもしれないが、新鮮かもしれない発言の箇所だけ一部抜き出す。「モテキ」はたぶんまさみにとって初めて、不倫していて他の男の子にもちょっかいを出すビッチ役だった。
「正直、未来くんは外見的なイメージは原作の幸世とは全然違うので、最初は意外でしたが、幸世を演じれば演じるほど幸世がうざい存在でかつリアルで。原作のイメージをぶっ飛ばすくらいの未来くんの勢いがあったので、面白いなと。」

「ただ幸世は現場では一番嫌われてました(笑)。未来くんじゃなく、あくまでも幸世がです(笑)。本当に許せない、マジありえないと現場の女性陣からはサンザンでした。そんな中、未来くんは未来くんで、幸世役を演じているとどんどん憂鬱になると言ってました(笑)。そりゃそうですよ。みんなの嫌われ役ですから。頑張って!って言うしかない感じでしたよね」

「『モテキ』に出演して最終的に思ったのは、結局は人は好きか嫌いかど ちらかだってことです。『モテキ』には曖昧なグレーな関係がたくさん出てきます。みゆきもそういうグレーな関係、山下ダイスケ(金子ノブアキ)と不倫関係にあるんですが、刺激はあるかもしれないけど、そんな刺激なんて一時のこと。こういう関係って疲れるし、踏み込んではいけないこともあるんだと改めて感じました。結局、彼女もそれまで本気で人を好きになったことなんてなかったのかもしれないですね」
まさみは映画のオファーが来る前から「モテキ」の原作も読んでいたしドラマも見ていた。まさみがなんとなくタイトルにつられてマンガを買っていたってことが自分には意外だった。
PS. 長澤まさみが表紙を飾ったnon-no 2007年9月20日号がそこにあったので手に入れた。これもすでに持っていて部屋のどこかにあるけど、10年ぶりぐらいに見たw この時期のnon-no誌ってBOだとほとんど見ない。108円だったので買って帰った。

これは「ハタチの恋人」開始直前のまさみだが、「モテキ」のたった4年前というのが信じられない。だいぶイメージが変わった。

まだ少女らしい体型。まさか後に美の求道者になっていくとは予想できなかった。しかし、だからこそまさみは30歳の今日まで人気女優なのだが。

2017年10月29日日曜日

有島武郎「一房の葡萄」(大正11年)

有島武郎(1878-1923)が1920年(大正9年)に「赤い鳥」に発表し、1922年(大正11年)に叢文閣(東京市牛込区神楽町)より刊行された「一房の葡萄」を初めて読んだ。4本の短編を収録。

これも昭和49年ほるぷ社名著復刻版がそこに250円で売られていたので購入。初めて世に出た姿そのままで手に取り読めるって素晴らしい。装丁も挿絵も有島による1冊。当時の定価は金壱圓弐拾銭。
「行光、敏行、行三へ」と、三人の息子へ捧げられている。

有名な本なので少しは知ってる話なのかな?と思ったのだが、自分は今までまったくこの話に触れたことがなかった。クラスメートの持っている絵の具がうらやましくてほしくて盗んでバレて…という鬱系児童文学。

登場する先生がたぶん光に包まれていように美しい。自分のイメージだとまさみかガッキー。
だが、職員室から手を伸ばして葡萄をもぎ取って与える…って、そんなことが?って思う。
この話は横浜の山手が舞台。クラスメートに外人がいる。自分は一度だけ横浜山手の洋館を見に行ったことがある。なんとなく地理的イメージはできた。

「溺れかけた兄妹」はタイトルそのまんまの話。9月の土用波の時期に人気のない海水浴場に子供だけで行って大ピンチ!恐怖体験。
妹を助けられない兄の心の声が綴られる。登場人物たちのその後がアッサリ書かれてる。
水の事故に備えて、夏になる前に親子で読むべき教訓の1本。

「碁石を呑んだ八つちやん」もタイトルそのまんま。3歳の弟が碁石を呑みこんでパニック!恐怖体験を子供目線で描いた1本。ぶっちゃけこれは婆さんが悪い。子供が呑み込みそうなものを与えるな。
「僕の帽子のお話」は父親が買ってきたお気に入りの帽子が嬉しくて手に持ったまま寝ていたら…という夢オチ話。

4本とも子供周辺の世界をリアルに描いて、「世界には愛しかない」という結末。大人こそこの本を読むべき。
小学生時代、こんなことが恐怖だったなと思い出す。大人になれば忘れてしまうことだが、有島はよくこんな子供の感情が書ける。

2017年10月28日土曜日

Negicco「ヨーン・マルニの風」

GiRLPOP 2012 SUMMER 号に、Negiccoが2ページのみ掲載されていた。この時期のNegiccoの掲載誌はあまりなく貴重なので買って帰った。100円。

「あなたとPop With You!」リリース期のインタビュー。「デビュー10周年を迎えたNegiccoがこの夏放つダンサブルなサウンドが印象的なキラキラサマーチューン!」だという。

Negiccoのサウンドプロデュースをしている人はconnieという人なのだが、ローカルインディーズアイドルにしては才能のある良い人を捕まえられたと思う。楽曲に何も才能を感じないと、歌ってるアイドル自体にも関心が向かない。Negiccoの楽曲はおしゃれ。

で、「あなたとPop With You!」には「ヨーン・マルニの風が髪を撫でて」という歌詞があるのだが、
Kaede「それが……これ、言っちゃっていいんだよね?」
Nao☆「うん(笑)」
Megu「新潟の海沿いを走ってる国道402号線っていうのが……(笑)。」
Kaede「connieさんに『外国人のお名前ですか?』って聞いたら、そう言われました(笑)。」
Nao☆「新潟の日本海ってロマンティックなんです。だから私は、カップルが寄り添って、夜の海を眺めてるところを想像してます。」
とのこと。自分、それを今日までまったく知らないでいたw
地名をオシャレにアレンジして呼ぶのって、たぶんみんなあると思う。

あと、このころから武道館ワンマン公演を夢見ていた3人のことを想うと、昨年一度武道館の夢が破れたことは哀しい…。
NGTに負けないでほしい。Kaedeは欅坂の平手さんに似ているので、はやいとこツーショットを撮ってほしいw

Negicco史はブブカに連載があるので、そちらを読めばすごく詳しくわかる。

2017年10月27日金曜日

YUI「ORANGE GARDEN POP」(2012)

2012年のYUI活動休止発表後に出た2枚の8年間ベストアルバムの片方、通称オレンジ盤こと「ORANGE GARDEN POP」(Sony Music Records 2012)を手に入れた。

いつものようにハードオフでジャンク品を物色していて、青い箱にこれが放り込まれていたのを見つけた。

「SRCL 8198-9」という品番がついている。あれ?2枚組で一つのCDだったっけ?と思って調べると、SRCL 8199はフォトブックの品番だった。フォトブック欠落品だがCDアルバムとしては何も問題ない。100円だし買って帰る。

このアルバムは1セットしか持ってないはずなので、サブとして普段使いしたい。盤面状態も悪くない。
さすがに5年経つと手放す人も多いかもしれない。
実はCDプレーヤーがずっと不調だったので買い換えた。
ここ数年、カタカタ異常な音がするし、輸入盤CDが読み込みエラーを起こしたりしていたし、なによりも電源ケーブルが切れそうだったw

パソコンに取り込んで聴くことが多かったし今更CD再生専用プレーヤーを買う必要はまったくなかったのだが、CDをCD音質で聴く手段もあったほうがいい。

ハードオフで程度のいい保障のついたONKYO製品の中古品を手に入れた。25年前の製品が10年前ぐらいの製品に若返った。
結果、今までイヤホンで聴いてたものを大音量でアンプとスピーカーで聴くと良い音がするし新鮮!久しぶりに大満足な買い物。

で、ORANGE GARDEN POPだが、古参と呼ばれるようなファンはそれほど聴いてないのではないか?と思う。自分も購入直後以来、ほとんどCDを取り出して聴いていない。音源はすべてパソコンで聴けるわけだし。

自分、たいていYUIに関する質問には答えられるが、このORANGEとGREENのアルバム収録曲クイズには即答できない。今も知らないまま。
「恋しちゃったんだ~♪って曲、よく聴くけど、YUIの曲だったって知らなかった!」って子がいて驚いた。YUIはもうそんな存在。

このアルバムはYUIよりひと回り以上若い人たちに意外に聴かれているようだ。
出た当時にはベスト盤の意義を見出せなかったのだが、YUIに初めて興味を持った高校生大学生たちにはとっかかりとして最適なベストと言える。YUIには色々なタイプの曲があって驚くだろうと思う。ゼロ年代邦楽ロックの名盤としてオススメする。

さすがにまだ懐かしいという感情は起こらないだろう…と思って聴いたのだが、毎日がYUIだったあの頃を思い出してしんみりしてしまった。

「GLORIA」「Merry・Go・Round」「OH YEAH」「Rain」「Never say die」のイントロとか、忘れていた音を想い出した。
「es.car」はジャーンというイントロの瞬間で曲名が思い浮かばなかった。やはり数年聴いてないと忘れてしまっていた。
2006年末から2007年春にかけてのYUIの歌声は独特な魅力があるって改めて思った。

太宰治の「恥の多い生涯を送って来ました。」というフレーズが頭をよぎった。毎日YUI情報を追い求めていたあの頃を後悔はしないが、ちょっと恥ずかしさのような感情は今になってみると多少はある。
ライブハウスで汗びっしょになったり、日本中どこでもそのアーティストを求めて一緒に旅行をするような日々はもうないだろうと思う。

だが、いつかYUIがまたステージに立ってこのセトリを唄う日が来るのなら、自分は離島で農業やっていたとしても、どこからでも駆け付けるだろうと思っている。
あと、先日こいつも見つけた。YUIが2年ぶりに表紙を飾った「オリ☆スタ 2010年7月19日号」。
「HOLIDAYS IN THE SUN」期のもの。すでに2冊ぐらい持ってるものだけど、何年も見ていない。また見たくて買ってしまった。100円。
PS. 昨日の朝、「YUI 8月に離婚してた」のニュースが飛び込んできた。「ショック…」というピュアなYUIファンの反応と、辛辣な非オタ層、無関心層のネット大喜利反応も目を通した。

自分も言葉を失ったけど、まあ、それほど予想できないことでもなかった。そもそも病気療養中に突然出現して結婚と妊娠が同時だった男だし。そもそもファンに見せられない男だったし。
それに、土木関連の会社員ってことだけど、自部は一度もこの情報を信じていない。自分で裏を取ってないから。
YUIがこのへんのことを説明することはたぶん今後もない。

話題が話題だけにコメントしずらい。でもまあ、ワンマンツアーやってたときも夏フェスやってたときも、子どもの世話しながらふと「もぅ、ヤんなっちゃうな…」とYUIがため息をついていたんじゃないかと、その姿を想像するとちょっと哀しい。

YUIは今後ステージ上でこのことについて自虐的に触れたりはしないだろうな。
でも、「結婚して!」と叫ぶファンは以前のように出てくるかも。そうなると客は「シーン…」と水を打ったように静かになるだろうけど。

2017年10月26日木曜日

黒島結菜の「アシガール」は面白い

9月からNHKで黒島結菜主演の「アシガール」の放送が始まっている。

全12話を予定している。すでに第5話まで放送された。マンガ原作ものなので主に10代に向けた戦国ラブストーリーSF。

これ、今までの黒島の仕事の中で一番重要。見たところ「さよならドビュッシー」並みに良い仕事。
「またタイムスリップすんのかよ!」と思った。黒島は女子高生タイムスリップもののスペシャリストか。

ちょっと人より足が速いことだけが取り柄の女子高生が、永禄年間の戦国時代に独りタイムスリップしてしまう。最初は酷い目に遭いつつ生き抜く時代劇。

弟が天才科学者w なんか、そのへんは藤子F不二雄のノリ。戦国時代に行きっぱなしでなく、満月の日に帰ってこれる設定。現代の物も持って戦国へいける。
第5話ではなんと「若君様」を単身で現代へ送り届ける。それ、新しい。
春に「サクラダリセット」宣伝番組で黒島を見たとき、「髪の量が多い」「日焼けしてる」「東京でJDしてるのに素朴!」と思ったのだが、そのときすでに撮影が始まっていたのかもしれない。役作りだったっぽい。
「若君様をお守りするのじゃ!」このJKが意外にお調子者。足軽になりきる。黒島がこの役にぴったりと活き活きとハマっている。

黒島は生駒ちゃんと同じような体型で世間の男子たちに「女」を感じさせないらしい。
だが、そこがいい!w

第4話では若君様の「夜のお相手」に差し出された娘と入れ替わって寝床へ会いに行くシーンがあった。それ、司馬遼太郎的にエロい状況だが、そこはNHK土曜夕方番組。
なんだかすごく間延びしてたけど、全12話なら適切な時間配分だった。たぶん家族で見れるドラマ。
このドラマはもっと見られないといけない。黒島結菜の輝きを見ろ!と言いたい。

2017年10月25日水曜日

アガサ・クリスティー「マギンティ夫人は死んだ」(1951)

アガサ・クリスティー「マギンティ夫人は死んだ」の田村隆一訳ハヤカワ・ミステリ文庫(1982年版)1997年第25刷がそこにあった。
どんな作品かまったく知らないが、ポアロもの長編っぽいので連れ帰った。100円。
MRS. McGINTY'S DEAD by Agatha Christie 1951,1952
田舎の村でごく平凡な家政婦が自宅で撲殺されて発見される。間借りをしていた気の弱い青年が逮捕され陪審で死刑判決。

こいつに人殺しは無理だろう…と考えたスペンス警部、ポアロに再調査を依頼するのだが…、え、無償で?

この作品、今まで読んだどのクリスティー作品とも雰囲気が違うように感じた。ポアロ探偵とスペンス警部がまるで金田一さんと磯川警部w

超高級ホテルしか泊まらないイメージのポアロが、ベッドもソファーもがたがた、隙間風の吹く、料理も酷い民宿みたいなとこに泊まってる?このへんの描写がとてもコミカル。女主人もガサツ。
クリスティ女史も晩年になるとポアロで遊んでたんだな。

高名な探偵のポアロがぜんぜん知られていない?郵便局の夫人からはスケベ親爺みたいに見られてた。酷い。
駅では後ろから突き押されて殺されそうになるし、最後の謎解きも容疑者の旦那から殴られそうになる。

婦人たちのキャラの違いがよくイメージできなかった。誰もが秘密の過去を持っている。出生の秘密がある。関係が複雑で、読んでいて頭に入ってこない。読み難い。
あと、シュガー・ハンマーってやつがよくイメージできなかった。

クリスティ女史の作品では真犯人はたいてい予想外な人物。この作品も十分に予想外。面白さは79点ぐらい。

2017年10月24日火曜日

乃木坂46「逃げ水」

乃木坂46の18枚目シングル「逃げ水」を手に入れた。BOで未開封品100円ゲット。
握手に感心のない自分は、握手目当ての誰かが売り払ったものでいい。

「逃げ水」は三期生・大園桃子と与田祐希の17歳ペアのWセンターという予想外の事態だった。
なぜ蘭世と琴子をいつまでも飼い殺し放置しておく?!順番が違う!と自分は憤った。
MVがヘンテコで好きになれなかった。ダンスパートは盆踊りのように感じた。だが、今では気に入ってる。「ミラ~ジュ~♪」のところしか自分は歌えないw
だが、これはこれで乃木坂の歴史をつくっていく楽曲のひとつ。
ドビュッシー「月の光」が最初は大疑問だったのだが、これも今では馴染んでる。時間を止めるブレイク。楽曲にそれほどのインパクトがないので、これぐらいの変った素材をまぶしたい。
CDで聴いて初めてピアノの音が歪んでいることに気づいた。しかも1回目と2回目で音量と歪度合いが違う。
「女は一人じゃ眠れない」は今のところぜんぜん気に入ってない。ま、MVでの与田ちゃんはかわいいけど。

「泣いたっていいじゃないか?」は高校生クイズテーマ曲で高山センター曲。自分、高校生クイズを今年はがっつり見たけど、この曲はぜんぜん印象に残っていなかった。
通常盤の裏側はこうなってる。三期生紹介のような感じ。岩本蓮加と佐藤楓が美人でつらい。

吉田綾乃クリスティーは目が細すぎて可愛く見えることが少なくて心配。
中村麗乃がいつのまにか身長169cmになっていてびっくり。腰骨の位置がどうなってる?!

三期生では与田祐希が最初に写真集を出す。なんとシンガポールロケでしかも水着(ビキニ)までも…。

今野さん、まず三期生全員で制服写真集が先でしょうが!まず制服でプールにでも入って濡れて肌が透けてちょいエロスってパターンでしょうが!子供がまだ食べてる途中でしょうが!

2017年10月23日月曜日

アガサ・クリスティー「雲をつかむ死」(1935)

早川書房のアガサ・クリスティー文庫「雲をつかむ死」(加島祥造訳)がそこにあったので連れ帰って読んだ。100円でゲット。
DEATH IN THE CLOUDS, by Agatha Christie 1935
パリからロンドンへ飛び立つ定期旅客機内で、気づいたら老婦人が死んでいた事件。機内を蜂が飛び回っていたという証言、そして、首には毒針で刺されたような痕跡が。

これ、飛行中の機内という密室事件っぽいけど、展開がいろいろと予想外だった。

いろんなところへ聴き込みに出かけるポアロ探偵と、機内に乗り合わせた美容師ジェーン嬢と歯科医の青年ゲイル君のやりとりがユーモアたっぷり。

この本、予想以上に読んでいて面白かった。ポアロが何をしたいのか意図がわからずイライラしたw 犯人はやっぱり予想外。

巻末で解説を書いている紀田順一郎氏がこの旅客機の特定に挑んでるのだが、クリスティ女史はこの本が書かれた以前に旅客機に乗ったことがなかったらしい。当時の旅客機はこの文庫版のジャケットみたいな飛行機ではなかったような気がする。

この旅客機の前の4座席がボックスシートみたいな配列だということをなかなかイメージできず、読んでいて「?」だった。

2017年10月22日日曜日

土屋太鳳「青空エール」(2016)

こんな映画の存在をまったく知らなかった。またしても別冊マーガレット実写化映画「青空エール」を見る。
売れっ子映画女優・土屋太鳳主演作。監督はまたしても三木孝浩。札幌が舞台らしい。

部活動の最大勢力、吹奏楽部と野球部を高校青春部活動の華として描く。かなり暑苦しい熱血少女マンガ。恋愛要素はあまりない。

引っ込み思案なヒロイン、高校入学時に心機一転「トランペットやってみたい!」と、思い切って吹奏楽部の門をたたく。こいつが体育会系吹奏楽部。「ローマの祭り」なんかをやっている。「ハイ!」の返事がいちいちデカい。

部活顧問の音楽指導が上野樹里。自分、こういう指導者は嫌い。ダメな点だけを指摘。縦と音程を合わせろとか、ありきたりなことしか言ってないw
名門で入部希望者が多いにしても、せっかく興味を持って練習場所に来た女の子にゴム風船渡すとか、あんな態度はない。しょんぼりさせてどうする?教育者としてまず楽器の楽しさを教えてやれ。

上野樹里がレスピーギを指揮してる映像が新鮮!w あたりまえだが、複雑なリズムを感じられてない。

おい、部員たち。入部の動機が「野球部の応援でトランペット吹きたい!」でもいいじゃないか。マイナー吹奏楽曲の「あのフレーズが吹きたい!」なんて入部希望者がどこにいるんだよ。別に音大生じゃないのに。

「オレ、トランペットエリート」風吹かせた性格の悪そうなヤツとかw こんな吹奏楽部は嫌だ!の典型。史上もっともリアルに吹奏楽部の病理を描いてる青春映画。会社勤めでもないのに何を好んでこんなストレスを…。

小島藤子がちょいブスになっててショック。松井愛莉もさくら学院時代の可愛さはないわなあ…。松井と土屋の身長差がすごい。志田未来はまだ高校生なのかよ。

土屋太鳳が自分としてはそれほどかわいく感じないのだが、若手女優として人気なのはわかる気がする。なにげないシーンでも表情と存在感がビシッと適切。若いのにプロフェッショナルを感じる。
子供たちが見るぶんには良い映画。中高生時代部活をがんばった大人たちも懐かしくてたまらないかもしれない。ストーリーとしては面白いとこはないかもしれないけど。

吹奏楽部の人々にとっての甲子園は立正佼成会の普門館。ここ、カラヤンもコンサートをやった国内最大5000人規模のホールだった。調べてみたら、耐震強度不足で建て替えを見当するも杉並区の用途地域変更によって断念。2012年以降、普門館で吹奏楽の全国大会は行われていない。
PS. 自分、レスピーギ「ローマの祭り」のオーケストラスコアを持ってるw 数年前にBOで100円で見つけて確保しておいたやつ。久しぶりに見返した。クラシック音楽っていろいろ狂ってるって思う。

2017年10月21日土曜日

Drop's @渋谷STAR LOUNGE 10月20日

Drop's presents「ICECREAM THEATER4(vanilla)」渋谷Star lounge公演を見てきた。
小雨振る肌寒い夜、もう渋谷とか行くのもしんどい。

Drop'sのライブが本当に久しぶりすぎた。調べてみたら2016年6月の東京キネマ倶楽部以来。1年4か月ぶりですまん。新体制になって初めてライブを見る。

あ、ここってDrop'sが東京初ワンマンやったチェルシーホテルと同じ場所じゃん!
うーん、今回は対バンツアーとはいえ、4年経ってもキャパがそれほど変わらない場所でライブやってるな…。
だが、なんと今回のライブはLINE LIVEで中継されるとのこと。それはいいことだな。もっともっとDrop'sの存在は世間に知ってもらいたい。

1組目がRAMMELLS、2組目にBUGY CRAXONEというバンドが出演。自分はともに初めて見たバンド。
RAMMELLSはギターがDrop'sの新ドラマー石川さんと、18歳ぐらいからのお友達だったから招待されたらしい。女性ボーカルが立って歌いながらキーボードも弾く。メジャーデビューも決定してるらしい。
BUGY CRAXONEはなんとなく名前は知っていた。なにしろ今年で結成20周年。渋谷CLUB QUATTROでのワンマンも決定している。ジャンル的にはパンクか。初めてナマで聴けてよかった。

で、真打のDrop's登場。このバンドほど前の方でスーツ姿のサラリーマンを見るバンドも他にない。未だに中高年男性からの熱い支持がメイン。若い女の子やカップル姿がなかなか増えてない…。
キーボードの石橋さんは1年間学業のために休業中。

自分が初めてDrop'sを見たとき、中野ミホさんはもっとでっかい人だった。見るたびにどんどん薄っぺらいカラダになっている。健康ならそれでいいけど。
白いワンピース姿がまるでハニカミJK。あんまりMCとおしゃべりは好きじゃないんだな。演奏中のカッコよさとのギャップがすごい。

荒谷さんのギターのカッコよさにほれぼれする。この人のギターを近くで聴けるなら、ライブハウスに通うのも悪くない。

渋谷Star lounge 10月20日セットリスト
1.新しい季節
2.アイスクリーム・シアター 
3.空はニューデイズ 
4.カルーセル・ワルツ 
5.ムーン・ライト 
6.こわして 
7.太陽 
8.マイ・ロックスター
9.未来 
アンコール
1.コール・ミー 
2.十二月

2017年10月20日金曜日

木村文乃 30歳

昨日10月19日で女優の木村文乃は30歳のバースデー。俺のまさみに続いて木村文乃も30歳だ。まさみと同学年なので以前からちょっと気にしてた。

この人、高2で映画オーディションに受かって女優への道を歩んだ。だが、その後挫折し女優を休業しアルバイトなどしていたのだが、2011年に再び脚光を浴びるようになる。
2011年から2012年にかけての活躍ぶりはすさまじかった。気づけばテレビドラマ3本を掛け持ちという売れっ子女優。

自分、木村文乃を見て直観的にヤバいと思った。深入りするとハマリ込むと警戒した。自分には長澤まさみがいるからw これ以上手を広げる余裕はない。事前に危険を察知して避けていた。(実は吉岡里帆も超タイプでヤバいので避けている。この子もたぶん男がいる。)
だが、いっぱい苦労したし、もうそろそろ推そうかな~と思った矢先、29歳になってすぐの昨年11月に結婚してたことが判明w 演技指導の30代、この男のことが今も正体がよくわからない。もうあまり関心もないし調べなかった。

やはり24歳から25歳にかけてがこの人のピークだったな。だが、ツイッターとか見ると、結婚した今でも人気女優っぽい。木村文乃ファンを「ふみニスト」って呼ぶって本当か?聞いたことないけど。
新山詩織も「30代に見えない美しさ」とツイートしてたけど、え?30歳ぐらいに見えるけど?って思った。
いや、でもちょうどいいぐあいにどストライクな感じだわw そんな矢先に結婚って…。

ちなみにこのカットはCIRCUS 2011年12月号から。インタビューページでは、「女性は一生でトラック1杯ぶんの男性と出会うと聞いた。その中から選ぶ。」「尊敬できて叱咤激励してくれる男性が私は一番安らげる」と答えている。たぶんもうこの時には今の旦那と出会ってたな。
ちなみに、木村文乃は登り龍の勢いだった5年前、2012年にA-Studioにゲスト出演(9月14日放送分)している。当時はまだスタジオ観覧の女性たちの反応がいまひとつだった。

木村はデビュー映画での役作りのために無理な日焼けをした。泣きながらお風呂に入ったという…。それはつらい。(後にアトピー性皮膚炎を悪化させたことと関係あるのかどうかは不明)
あと、母親と役所勤めの弟が写真で登場した。このとき木村は「母子家庭だったんで」と漏らした。あぁ、そうだったのか。ちなみに木村が出演したときAスタのアシスタントは本田翼だった。
似たような環境で苦労した経歴を持つ木村と本田がその後、意気投合…という話は聴いていない。
ちなみに木村は弟と毎晩のように晩酌をするそうだ。本田、木村と飲め!
番組では終盤に心配と苦労をかけた母親にやっと親孝行ができたと涙ぐむシーンもあった。いい子なので俺が応援したかった。だが、夫がいるなら夫が一番応援すればよい。自分はもう身を引く。

2017年10月19日木曜日

司馬遼太郎「夏草の賦」(1967)

司馬遼太郎「夏草の賦」文春文庫版の上下巻を、それぞれ100円で見つけて買っておいたものをようやく読んだ。
戦国土佐の梟雄・長曾我部元親の一代記。

(ちなみに、司馬遼太郎には「戦雲の夢」という、元親の息子・長曾我部盛親を扱った作品もある。「戦雲の夢」は1961年の作品。)

「夏草の賦」は、織田家中一の美貌だという菜々(斎藤利三の妹)の、岐阜から土佐への輿入れの場面から始まる。この時代の人々にとって、南国土佐は堺から船で5日かかる僻地。誰も土佐のサムライを見たこともない。

織田家から正室を得た元親は権謀術数を使って土佐一国を斬り盗っていく。

上巻のクライマックスだと感じたのが、土佐中村の一条兼定の元へスパイ&謀略へ向かった菜々の「どうにもならぬおっちょこちょいな性格」による、ウソだろ?っていう大ドタバタコメディーw
好色な一条の殿様に茶室で体を要求された菜々、茶釜を蹴とばしてから大混乱の、まるで三谷舞台のようなファース劇。そもそも菜々なんて人、司馬の創作だろ。

やがて元親は伊予と阿波へ侵攻し快進撃。だがしかし、信長の了解を得たつもりだったものの、丹羽長秀を頼った三好笑巌ラインによって信長の気が変る。「やっば長曾我部は織田の敵だわ」
明智光秀は家老・石谷光政を使者に派遣「阿波南部はつけてやるから土佐一国へ帰れ」という命令を伝える。織田家臣でもない元親へ完全な横車。元親激怒。

土佐から安土へ戻る光政に「明智が信長を討てばいんじゃね?」と、元親が謀略を持ち掛けるシーンで上巻終了。

下巻では元親の息子・弥三郎こと信親が成長。この大柄で聡明な息子が何から何まで立派。内省的な元親よりも出来た息子だった。本能寺の変の後、なぜ京に攻め上がらない?と父に不満。

創業一代の元親には中央の政治のことが何もわからないし他大名とコネもない…。秀吉の前に完全に屈服。運のなかった自分の運命に嘆き悲しみ悔し涙。やがて、秀吉の人柄の巨大さに魅せられ、ここに天下の野望も終わる。

司馬遼太郎らしいエロラノベ感が充実w やたら長い。
22歳になっても女に興味を持たない息子に戦国大名の父として諭す。「女は子を産む道具と割り切って接しろ」「え、まだ女を知らない…ウソだろ…」

今度は母親、「私が女の子を選んでおいたから、今夜からやさしくいたわりなさい」息子「は?どういたわれば?」母「そなたは馬鹿ですか」

国主を継ぐものとして欠陥みたいに責められる…。読んでて辛い。
現代日本でも中学までは異性にモテたい感だすと不良扱いするくせに、色気づいちゃって…とか言うくせに、大人になって何もないならないでやんやと催促か。

そして秀吉から九州征伐の下知。長曾我部は仇敵・十河存保とともに先陣を命じられる。こいつが今でも長曾我部をネチネチと恨んでる。しかもさらに悪いことに軍監が、元親がかつて何度も負かした仙石秀久。すごく嫌な予感。ここから長曾我部家は傾きだす。

期待の高かった優秀な息子・信親の戦死。菜々の死。そして元親はしょんぼりぼんやり廃人に…。
そんな状況で家督を継いだ盛親、何も政情がわかっていない。関ヶ原の戦いで判断を誤り、やがて長曾我部家は滅亡へ…。

戦国時代の大名たちの物語は何を読んでも切ないが、この本もやっぱり切ない。

2017年10月18日水曜日

乃木坂46の映画「あさひなぐ」を見てきた

乃木坂46メンバー出演の待望の映画「あさひなぐ」を公開4週目の日曜最終で見てきた。客は10人ほどだった。

この原作マンガの予備知識がまったくない状態で見た。
意外に感じたことといえば、冒頭からテンポ重視の雑味のする笑い要素が多かった。ドジっ子メガネ西野が学校へ向かうシーンからして自分はまったく笑えなかった。スベリまくってた。
たぶん、バラエティ番組で居心地悪そうにしててたまにぶっちゃける西野の方が面白い。

登校中に露出狂変態キモ男がヒロイン西野を襲うシーンが爽やか青春映画にしては異常で違和感。ここで薙刀エース白石と初めて出会うのだが、こんな出会いってある?って思った。
ヒロインの友人役のゆったんと中田がすごくそこに馴染んでたけど、まさかの高校新入学生。
マイナー部活動の新入生勧誘が強引すぎて、そこはまあ面白かった。ここで桜井、松村、西野の新1年生トリオのキャラ紹介。
メガネ西野は圧倒的にダメキャラ。憧れる男子の趣味もダメ。あの男のどこがカッコイイのか?まったく不明。

いつもジャージを羽織ってる元剣道部ヤンキーを桜井が演じてるのが意外。どうしても「乃木どこ」でのヤンキーバトルの桜井を連想。
松村はふだんの松村そのままに可愛い。伊藤万理華も普段そのままのイメージ。
ま、全員を知りすぎてしまった状態で見るアイドル映画なので、どの役も演じてる本人を意識してしまう。
ライバル高のエースで九州からの転校生・生田さんが可愛くない役なのはもったいなかった。九州女は本当に「~タイ!」とか語尾につけるの?
薙刀部の名ばかり顧問・中村倫也、こいつが初登場シーンから佐藤二朗のごとくアナーキーにカオスな笑いをぶっこむ。
こんな先生いる?完全に笑いの質が浮き上がってる。悪目立ちすぎ。原作にあるキャラなの?

練習試合に晴れ着で登場する松村のシーンも原作にあるの?笑いの要素が予想つかなすぎる。
なぎなた比丘尼みたいな人が突然登場する。比叡山の僧兵か?
ここから少林寺三十六房みたいなスパルタ指導になる。世俗を離れてるのに武道の指導をして試合も見に来るのか?ノリだけ顧問はなぜこんな合宿施設を知ってた?
白石さんは普段通りのイメージの役でキレイだった。ミニの制服スカートからのぞく白い脚がまぶしかった。
あと、國陵高校のひなちま姉(通称ゆずちま)が美人すぎた。ちょっと画面に映るだけであきらかに美人だった。そろそろ女優として飛躍のとき。

笑いのセンスが自分とかなり合ってなかったけど、後方にいた60代ぐらいの男性がすべてのポイントで声出して笑ってた。

メンタル最弱、実力もまったく伴わないヒロインの青春スポ魂映画。天才高校生がライバルたちをばったばったとなぎ倒したりしないので、その点でリアルな高校部活動。たぶん人によっては十分に面白いと思う。

主演の西野七瀬の輝きを鑑賞する映画だった。その点で「初森ベマーズ」と変わらない映画だった。
やはり乃木坂のエースとして人気な理由もわかる気がする。とにかく雰囲気が可愛らしい。体型も好き。なにもかも愛おしい。

2017年10月17日火曜日

長澤まさみ Sweet Hertz 2010年後半

かつて長澤まさみが毎週ラジオパーソナリティーを務めていたニッポン放送「タイトル未定(仮)」「Sweet Hertz」を聴きなおしてまとめるという大編纂事業も大詰め。

この時期は野球中継もあったせいもあるかもしれないけど、録音できなかった回が多い。
欠落した情報になってしまうのだが、それでもまさみ研究者として記録にとどめておきたい。

Disc3_1 2010年8月22日 ゲスト堀北真希その1
  • 一番最初の出会いはセカチュー。共演はしてないけど堀北真希は写真で登場。「その話が出るとは予想してなかったw」
  • 堀北「すごい近い存在に勝手に思ってました」
  • ちゃんと一緒にお仕事をしたのはロッテのイベント
  • 「テレビで見ててまさみちゃんはもっと年上だと思ってた」
  • ジャンヌダルクを演じる堀北に、まさみ「なんでもほしいものあったら言って。元気ドリンクとか持っていく!w」
  • 「まさみちゃんとクリスマス過ごしたいから大阪に来てもらっていいですか?」
人見知りというわりにビジネスでは人たらしな長澤まさみ。意外に性格キツくて難しい人・堀北真希との対談は貴重だと思ったので試験的にUPした。それほど面白くもないかもしれないけど。

Disc3_2
  • 最近充実してます。実家にも帰れたし。自分の時間も持ててるし。
  • 休みがあると1日を予定で埋めちゃう。
  • あ、それ好きのコーナー
  • 「汚なシュラン」のかき揚げは本当に美味しかった。
  • わたし、わさびが大好き。
  • 一番弾けるようになりたい楽器はドラム。
  • 幼稚園の時、まだアパートに住んでたとき、風邪をひくとスポーツドリンクを近くの自販機で買えるのが嬉しかったことを覚えている。
  • 同じ年のいとこ・あっくんは私がこの仕事を始めてからぜんぜん話してくれなくなった。
  • くるり「魔法のじゅうたん」をON AIR
Disc3_3
  • なんでラジオ3年も続いてるんだろう?
  • どいいら~遠州弁祭りへの道
  • 解決するかもしないかも
  • 高校生の時夕方のニュースが大好きだった。動物ネタとかw
Disc3_4 2010年10月17日
  • 母と母の友だちと3人で旅行に行ってきた。
  • ゲスト市川由衣
  • ひさしぶりだけど部屋で鍋とかやったね。語り合ったね。
  • ラフで沖縄の海でビキニがあった。由衣ちゃんの腹筋がすごかったw
Disc3_5 2010年10月24日
  • ゲスト市川由衣その2
  • まさみ「スポーツ万能の男になりたい」市川「猫になりたい」
  • マネージャーと喧嘩することあるw
  • まさみ「銀行員になりたかったんだよね」「この仕事をしてなかったら会社員OLになりたい。」
Disc3_6
  • 最近は髪型をちょくちょく変えてます。GOLDが終わって縛りがないので自由な色に染めてます。
  • 今、断捨離にはまってます。
  • 小6のときに買ったニットをまだ持っていてぜんぜん着れる。
  • 高2の合宿のとき作った焼き物が文化祭で展示が終わったら私のだけ盗まれてた。
  • この仕事をするようになってうれしいことはロケ終わりに九十九里でハマグリ食べれたこと。
Disc3_7
  • ながさわクリエイティブのコーナー
Disc3_8
Disc3_9 ゲスト今井絵理子&新垣仁絵
  • あたし今きのこカットw カリスマに切ってもらってる。
  • もうちょっと男ウケする髪型にしたい。
  • 踊りはしないですけど犬と走りますw
Disc3_10
  • 私は頭も体もカチカチに固い。
  • 最近は寒いので家にいます。
  • ながさわクリエイティブルーム第5回カメラ
  • 今まで一番印象的だったカメラマンさんは英語を話しはじめるカメラマン。
Disc3_11
  • 火の鳥全巻読破報告
Disc3_12
  • 実家で小学校のときのクラブ活動のファイルを見て、自分の字を男の字だと思った。
  • 書き残したものは死ぬ前に焼き捨てるw
  • ダッフルコートの話してたらヨンさまのこと思い出したw
  • ホットチョコレートにラムを入れるとおいしい。
  • 実家へ車で帰るときサービスエリアによって何か食べる。御殿場で降りちゃうよね。
  • 仕事の冬は嫌いだけど休みの冬は好き。
Disc3_13 ここから2011年?
  • ながさわクリエイティブキッチン用品
この時期のまさみラジオを自分は毎週「つまらない…」と思って聴いていた。今聴き返しても「ながさわクリエイティブ」「あ、それ好きのコーナー」という視聴者からのメールコーナーが超絶つまらない。
まるで内容がない。オタとして他人に教えたいような内容がない。視聴者はまさみのことが知りたいのに。
ちなみに2010年はまさみがガリガリに痩せていた時期である。