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2017年3月4日土曜日

堀北真希 「逆境ナイン」(2005)

堀北真希がこの2月をもって芸能界を引退した。ま、結婚の段階でファンにとっては引退も同然だし、今更という感じ。

堀北真希は長澤まさみと一緒にゼロ年代からずーっと邦画とドラマを支えてきた存在。まさみはいまごろ長年の戦友を失った感じでいるかもしれない。

堀北をもう映画でもドラマでも見れないとなると、これまでの出演作リストから何かまだ見てないものでも見て追悼しようかと思う。
自分にはまだ2005年公開の「逆境ナイン」が残されていた。島本和彦原作と福田雄一脚本は「アオイホノオ」が面白かったので、多少は期待する。これ、ROBOTの製作だったんだな。

主演は玉山鉄二。いきなり校長(藤岡弘)から野球部の廃部を告げられる。
このへんのノリが、あーはいはい福田雄一って感じ。主人公であるキャプテンだけが全力、あとはひたすら逆境という状況における脱力した笑いを狙う。
そして独り言をぶつぶついい続ける主人公は「アオイホノオ」と同じパターン。これが島本和彦の作風なのか。

この国において野球とサッカーの人気が逆転し始めたのもこの時期だったのか?そのへんのことも映画の中でさらりと触れられている。
冒頭から野球部マネージャーとして堀北真希登場。おそらくこの当時16歳ぐらい。かわいすぎる。
この堀北たった一人で欅坂と乃木坂三期生全員に相当する戦力。喪失の悲しみは大きい。
それに、堀北はまさみよりも笑いとコントに適正があったように思う。この映画での堀北は面白い。

試合当日に追試やバイト、フラれたとか怪我したとかでメンバーが出られないとか、どこかで見たことある展開!w
最後にはバッテリーしか出られなくなるも、玉山が腕を骨折というさらなる逆境には笑った。それでも「勝つ!」と言えるその自信。この国が70数年前に犯した失敗そのもの。

相手が雨だから練習試合を辞退。不戦勝を「勝った!」と喜ぶ感動w 
野球をまったく知らない新監督(ココリコ田中)との勝負で「アンタ、只者じゃないな」とか、シュールな笑い。メチャクチャすぎる展開。

監督の役がすっごく佐藤二朗がよくやる芸風っぽい。意外に田中が合っていた。
あ、駄菓子屋のばあさんが内海桂子師匠だ!この人は新垣結衣の映画にも出演している。急いで調べてみたら現在94歳のはず。どうかまだまだ元気でいてくれ。

自業自得モノリスが部室に落ちてくるとか、少年誌ギャグマンガっぽい腐った弁当のエピソードとか、「それはそれこれはこれ」とか、そこはまったく笑えない。

115分は長すぎる。決勝戦が長すぎてテンポ悪すぎて苦痛だった。最初の60分だけ見て止めてかまわない…と極論してもいいぐらいw

だが、「アオイホノオ」や「女子ーズ」が楽しめる人なら今見て十分楽しめる。福田雄一のノリが好きな人にはおススメするが、それ以外には薦めない。
それに、映画である必要は全然ないw 低予算深夜ドラマで十分。

たぶん、「逆境ナイン」が後に「アオイホノオ」への呼び水になったかと思う。
テキトーでめちゃくちゃな試合展開は、ひょっとすると、「初森ベマーズ」にも影響した? 堀北の声質と喋り方が生田さんそっくり。

これからはテレビで山本を見たらチャンネルを変えようと思ってる。

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