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2017年1月15日日曜日

黒島結菜 「さよならドビュッシー」(2016)

2016年3月に日本テレビ系列金曜ロードショーで放送されたスペシャルドラマ「さよならドビュッシー」をようやくみた。主演は東出昌大と黒島結菜。

2013年の橋本愛主演映画版も見たのだが、もう細かいところは覚えていない。
だが、最重要ポイントはよく覚えている。資産家一家で起こった火災事故と悲劇、遺産をめぐる不審な事故。
あまり現代的でない。江戸川乱歩や横溝正史も感じさせる古風なストーリー。
見終わったあとに満足感。とてもわかりやすく、見応え十分。
映画が名古屋ロケだったのに対して、ドラマ版では鎌倉が舞台になっていた。鎌倉文学館みたいな洋館に住んでるって、相当な大金持ち。

東出昌大演じる元検事でピアノ教師の岬洋介が、映画とはまたガラッと違った印象だった。こいつが怖い。かなりクールでドライ。あまりに理路整然として頭脳明晰なスーパーマン。いろんなことを一瞬で見抜く。

そしてピアノ教師としてすばらしい。理論と知識、技術と情熱。コーチングの理想を見た。こんな教師に教わりたい。
そして黒島結菜。2016年は日本テレビでスペシャルドラマと連続ドラマで主演を張った。
まだ10代なのに女優として大活躍。大学生でありながら女優として理想的なキャリアを積んでいる。黒島はNHKと日本テレビの偉い人から気に入られているようだ。

ピアノ演奏シーンは音と指が合ってなかった。だが、そんなことはどうでもいい。そこにこだわるとクラシック音楽を扱ったドラマはみんな窮屈になる。
岬洋介の言うことがどれも説得力がある。原作者は相当にクラシック音楽に詳しいようだが、脚本家も相当に理解しているように思えた。
コーチングで感情あらわにバシバシピアノを叩くシーンに疑問をていする人も多いようだが、そこは型破りな教師ということだろう。

音楽高校の生徒たちが酷い。音楽高校に通う生徒たちはみんなあんなイジワルなの?事故で重度の障害を負った女の子に対して現代の子があんな態度とる?障害者を嘲笑するとか、内申書で一発アウトだろ。
それにアサヒナコンクールの聴衆。足が不自由な人を見たことないの?ザワザワしすぎ。鎌倉にはそんな田舎者はいないぞ。
持ち時間内の休憩時間が長すぎ。
クライマックスのドビュッシー「月の光」演奏シーン。橋本愛映画版での硬直していく皮膚と筋肉と闘いながらのギリギリ演奏ぶりは手に汗にぎったのだが、黒島結菜版はテレビならではの時間の使い方と演出だがこちらも十分によい。

この子、なんら犯罪になることしてない。たぶん起訴もされない。本人が否認し関係者が証言しないかぎり遥のままでいられる。

黒島版「さよならドビュッシー」、テレビドラマにしてもよくできた1本だった。黒島にとって難しい役どころだったように思う。
黒島結菜が美しくてつらい。

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