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2016年10月2日日曜日

ちはやふる 上の句(2016)

広瀬すず主演の「ちはやふる」(上の句)がDVDになってくれたのでやっと見れた。
この作品は原作マンガがあってアニメにもなっているそうだが、自分は事前になんら「ちはやふる」に接したことがない。

小泉徳宏の監督・脚本なことも楽しみにしていた。スマッシュヒットを重ねてすっかりROBOTの中堅監督。そして主題歌はPerfumeの「FLASH」。

日本の青春映画のジャンルで多いマイナー競技を扱った映画。情熱と才能を持ったヒロインが仲間を集めて、無名高校が勝ちあがっていくというタイプの映画。その点では特別新鮮なテーマでもない。

この映画、やる気と才能にあふれた若い監督による脚本と演出が期待以上だった。競技カルタにかける青春を描くために必要な、その競技の魅力を描くことに成功していた。愛を感じた。
自分は小学生のとき百人一首に接したことがある。今でも多くの歌を覚えている。だが、あれは競技とはいえなかった。
この映画、自分に初めて競技カルタというものを教えてくれた。多くの人が「ちはやふる」で競技カルタに触れたはず。

競技カルタってあんな体育会系なの?オーディエンスがあんなにガヤなの?着物姿なのは主人公たちの高校だけで、ほとんどはラーメン店員みたいなTシャツ姿?!素振り?!など、多くの驚きがあった。
各キャラクターはとてもよかった。野村、またこんな恋で不正をはたらく輩なのかよ。「恋仲」と同じ。
「机くん」ってあだ名は酷いだろ。だけど試合中に「気分を害して」帰ろうとするのはもっと酷い。

最近流行の前編後編にわかれて劇場公開されるタイプ。「上の句」だけ見てもどうなの?って思ってた。
だが、これ1本だけでも十分完結した作品になっている。中ボスともいえる北央高校を倒して都大会代表になるまでが描かれる。
「才能なんか俺だって持ってねぇ!」
この映画、中高生が見ればいい映画だと思ってたけど、オトナでも十分感情移入して楽しめる作品になっていると感じた。それぞれのキャラに自分を重ねられる。

そして、広瀬すずが初めて出現するシーンの輝きったらない!ああ、今一番輝いてる10代のスターだなって思った。屋上に広瀬がやってくるシーンはキラッキラ輝いていて眩しかった。

絶妙にバカで明るいヒロインだった。廊下にカルタ部員募集のポスターを貼ってるシーンでのヒロインのジャージの上にスカート姿と、アナーキーな貼りっぷりに笑った。そんな張り方が許されるわけないだろう。

自分の人生でただの一度も優勝旗を持ち帰るという経験はなかった。こんな輝く青春を送りたかった…って感じた。「下の句」ももちろん見るつもり。

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