2015年12月11日金曜日

Nikon L35AF で撮る

Nikonのカメラを始めて手にした。1983年製Nikon L35AFというカメラ。あのニコンが初めてつくったコンパクトカメラ。電池が液漏れしてたけど外観はまずまずきれい。このシリーズはデート機能のついた「AD」もあるのだが、これは初代AF。ずっしりと重く高級感がある。108円でゲット。この値段じゃないと買ってない。

測距窓のカバーを兼ねたレンズキャップが好きじゃない。それにトップ部の「L35」というフォントが他と統一感がなくて好きじゃない。それにこのカメラ、どうやったらフラッシュがポップアップするんだろう?と悩んだのだが、なんとカメラが暗いと判断したら勝手にパコッとアップする。暗いとフラッシュがチャージされるまでシャッターが切れない。
アルコールをつけた綿棒で掃除。電池室はさらにマイナスドライバの先で接触部分のサビを削り取り、接点復活剤をシュッと塗る。
単三電池を2本使う。Ni-Cdは使うなと注意書きがある。テスト用のバッテリーを使ったところシャッターが切れなかった。新品のアルカリ電池を入れないと動いてくれない。巻き上げモーター音が弱弱しいのが心配。

ジャンクコーナーでファインダーを覗いたとき、フォーカスの合った位置を示す針がなかったので心配したのだが、電池を入れたらちゃんと針が現れた。半押しでちゃんと測距してくれてる。

レンズの左側にあるレバーのようなものは何だ?いくら考えてもわからない。いじってみたところで何も変化がない…。調べてみたら、レバーを押さえてシャッターを切ると露出プラス補正してくれる「バックライト時」撮影用だった。そういえば露出を計る窓の下で何かが動いてる。

この時代のカメラならではの感触が好き。接触がちゃんとして電流が流れてくれるのか?ちゃんと距離を測ってくれるか?シャッターが切れるか?フィルムを巻き上げてくれるか?という一か八かな感じが好き。だからこんなカメラでばかり写真を撮ってる。

このカメラは世界中でまだまだ多くの人が使っていて、多くの人がブログ記事に書いていてくれている比較的人気の1台。
あと余談だが、自分が手に入れたジャンク個体の製造番号を見てびっくりした。今までまったく製造番号なぞに興味をもったことも気にしたこともなかったのだが、ちょっと信じられないことが起こってる。なんとまさかの「20000」というキリ番。まじか!?

これがライカとか高級機だったら重要だけど、こんなうち捨てられるような黒プラカメラの製造番号に何の価値もないかもしれない。だが、ここまでピッタリ番号は誰か製品開発関係者が持っていたものかもしれないな、などと思った。ちなみにこの底部にあるのはフィルムリワインドボタンとロックするスイッチ。

フジISO100の24枚撮りを入れて今年のGWにテストに持っていった。心配してたフィルム巻上げモーターも何も問題なく快適に1本撮りきった。ゾナータイプの「ニコンレンズ35mm f:2.8」が作ってくれた結果がこれ。
人生初ニコンだったのだが、このカメラとレンズもやべえって思った。作品づくりに耐えるクオリティ。このカメラも旅行につれていけるカメラだ。

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