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2015年9月2日水曜日

十八歳、海へ(1979)

「十八歳、海へ」(1979 日活)を見た。この映画は中上健次の原作を藤田敏八監督が、当時の人気アイドル森下愛子主演で映画化したもの。

釧路から夏期講習のために上京し、予備校の国立理系コースで1番というヒロイン(森下愛子)と、今治から上京中で2浪中のビリ男(永島敏行)が心中未遂事件を何度か引き起こして、5浪中の青年(小林薫)をかき回す…というストーリーだが、うまく説明できない。というのも、特に人に言いたくなるような内容はなかった。ぶっちゃけそれほど面白い映画でもない。

ジャケットには森下と永島が写ってるけど、実質この映画がデビュー作の新人小林薫が主演っぽい。いやあ、みんな若い。小林はだいぶ今と違うけど、森下愛子は20歳ごろから森下愛子だった。

森下愛子、この人は今でもわりとテレビドラマや映画でよく見る。ずっと人気女優。後の吉田拓郎夫人。若いときから輝くような可愛さだ。今の水準で見てもかわいいと思う。カラダがすごくキレイだな…。

永島敏行は最近あまり見かけない気がする。「ゴールデンスランバー」で容赦なくショットガンぶっ放してくる不気味なスナイパー役が自分としては印象的。この人は真剣に農業をやってたんだな。もちろん今でも俳優として活躍中。

この映画を見たのは藤田敏八監督なら何か刺激をもたらしてくれそうだと思ったからなのだが、うーん、特に印象に残るようなこともない映画だった。刹那的に心中未遂を繰り返す70年代の受験生の若者を描いている。当時の予備校生たちも今とたいして変わっていないようだが、長髪の人が多い。70年代の大学受験は今と比べようがないほど熾烈だった。予備校内で飛び降り自殺する生徒が出るぐらいに。

とにかく酷い受験勉強の末にあるものを想うと、そりゃ絶望するわな。

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