2015年7月11日土曜日

箱入り息子の恋(2013)

海街ダイアリー公開記念で夏帆映画祭も今後随時私的開催。

第1回は星野源初主演映画「箱入り息子の恋」(2013 キノフィルムズ)だ。自分にとって星野源はずっとSAKEROCKの人だった。役者としての星野源は脇役で数回程度しか見たことがない。

ジャケットを見て星野源は「国鉄」の駅員か何かか?って思ったわ。役所勤めの35歳という設定。

キッチリカッチリ仕事をこなしてお昼休みは自宅に戻って母が作ったごはんを食べている。父親がまたしても平泉成!「どうして同僚と食べない?」(ヒソヒソ声)、なんと母親は森山良子!途中までまったくわからんかったわ。で、星野、同僚と会話もなくキッチリ定時に帰宅。死んだような目でゲーム…。

両親がそろって出かけた先が親同士がお見合いをする会場…。

で、お見合いで知り合う女性が夏帆。夏帆にとって盲目の役は初めてとのこと。鍵盤を見ないでトロイメライを弾く。夏帆ちゃんはピアノが弾けるのか。夏帆、もう適齢期ですか…。

夏帆の父親・大杉漣がちょっとありえないぐらいに不快な社長。お見合い相手を書類上の学歴、職歴で選ぶ。お見合いの席で13年間移動も昇進もなかった星野を罵倒。障害のある娘の面倒を見れるのは立派な経歴のある人物だけだ!と主張。この場面がこの映画最大の試練。そして夏帆と出会って恋をした男は変わる…。

夏帆はやはり大人になっても変わらず美人だなって思った。男から見るとこの夏帆はかなりかわいいはず。わりと大胆なベッドシーンがある。夏帆の背中が細い。「ごめん、初めてなんだ」「謝ることなんてない」

盲目の夏帆が生まれて初めて星野行きつけの吉野家で牛丼を食べるシーンは、「ガラスの仮面」での北島マヤと姫川亜弓の演技バトルを思わせるぐらいの緊張と火花のような輝きを見た。

この映画は星野源ファンの女性向け映画なのかなって思ってた。ロマンチックな恋愛モノ。だが、ひょっとするとかなりの感動作かも。117分、自分はまったく飽きなかったし面白かった。

この映画のインタビュー映像がYOUTUBEにあがっている。星野はこの主人公に本人と「似たところはなかった」という。だが…「性欲は強いです!」というアピールに、隣の夏帆が星野の言葉をいったん噛みしめた後に「何いってんですか!」って笑いながら突っ込んでた。この瞬間の星野は完全な勝利者だったな。

まさみによれば「海街」の撮影現場でも、綾瀬がボケて夏帆がつっこむという場面が多かったそうだ。夏帆のつっこみは的確でキレがある。どこで覚えたんだ?この夏帆のスキルは翌年の「みんなエスパーだよ」でさらに爆発する。

で、星野源、今年のROCK IN JAPAN FES. DAY2のGRASS STAGEに登場。なんと、ヘッドライナー!w 予想外すぎた。

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