2015年7月22日水曜日

青春の構図(1976)

「青春の構図」(1976 松竹)というアイドル青春映画を見てみた。ジャケットをチラッと見て、てっきりバレーボールのスポ根青春映画だと思っていた。家でよく見てみるとバスケットボールの映画だった。

この時代は女子バスケもブルマだったんだな。しかもハイソックス。バスケのユニが今の形に落ちついたのは最近のことなんだな。

70年代を代表する清純派アイドル歌手で女優の岡田奈々が主演。この人はなんとなくいろんなところで見る。すし屋の娘で同じ大学に通う友人が秋野暢子。この人は若く見えるけど意外に昔からいるんだな。

で、ヒロインの恋のライバルで社長令嬢の早乙女愛。なんかもう、この時点で太ってちょいブスになってる。「愛と誠」の第1作のころは可愛かったのにな。

貧しい家の出でありながら、頭脳明晰で優秀で野心もある二枚目男を演じた加納竜という俳優はまったく知らなかったが、この時代のアイドル歌手だったらしい。今でもドラマで活躍中らしい。この人と早乙女愛で「愛と誠・完結編」が作られた。もう見なくていいかと思ってる。
ジャケットにヒロインの変人の兄・森田健作が見えるが脇役にすぎない。

ヒロイン岡田奈々は現在の基準で見てもおそらく相当に美人。バスケ部のキャプテンで、父から相続したガソリンスタンドを経営している女子大生社長という役。痩せていて胴が長い感じ。今でいうと佐々木希に相当する女優なのかもしれない。ギター弾き語りシーンがあってびっくり。
面白かったか?と訊かれると、うーん、微妙。なんか爽やか青春もののようでいて暗い。だが、70年代の大学生ライフを知る作品。おそらくこの男は海外へ旅立つだろうなと予測していたら、その通りだった。ドラマとしていろいろとベタな展開。

加納竜演じる青年の貧しい実家のある地区の標識を見ると「生麦」と書いてある。今とは海岸線の位置がだいぶ違うようだ。

バスケットボールがマイナー競技な国は世界でも日本ぐらいなものらしい。プロバスケなど1度も中継すら見たこともないしルールも知らない。中高校生には人気なのにどうしてこの国にはまったくスタープレーヤーが出ないんだろう?

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