2015年6月25日木曜日

綾瀬はるか 「リアル〜完全なる首長竜の日〜」(2013)

綾瀬はるか映画祭その4「リアル〜完全なる首長竜の日〜」という映画を見てみる。何も予備知識がない。SFなのか、サイコサスペンスなのか…。え?黒沢清カントクなの?ぜんぜん存在を知らなかった。

綾瀬と佐藤健は一緒に暮らしている。そこから1年後に話がとぶ。中谷美紀が白衣なので医者らしいのだが、なんだ、センシングって?綾瀬が自殺未遂でこん睡状態?混乱とモヤモヤに放り込まれる。どうやらバーチャル医療SFか?

夢の中で出会う二人の会話からだんだん詳細がわかってくる。佐藤と綾瀬は幼なじみ。昔、島に住んでるころ描いた「首長竜の絵」を探してきて欲しい、それを見れば綾瀬は漫画家としての自信を取り戻せると告げる。綾瀬の書く殺人鬼ホラー漫画「ルーミィ」のグロテスクな死体が佐藤に見える。

現実世界でも幻覚を見るようになる佐藤がビビリまくって汗…って映画。

幻想シーンが半リアルで独特。なんかふらっと見切れて視界に入ってくる幻覚がタルコフスキーの「惑星ソラリス」っぽい。

何が現実で何が本当か見る側も混乱してくるわけだが、1時間20分経過地点で「あれ?!」って、大きく展開が変わる最初のターニングポイント。

ずっと着地点が見えなくてモヤモヤ。子供時代のトラウマを解決することがすべての問題解決につながるってストーリー。

恐竜のCG映像がすごすぎて怖い。まさかの大怪獣映画。リアルすぎる「のび太の恐竜」。

島の警察署シーンで浜野謙太がワンシーンのみ出演していてびっくり。主題歌はMr.Childrenの「REM」。

2 件のコメント:

  1. この映画は、世間ではあまり評判が良くないですね。でも私はリアルすぎる首長竜が暴れるまではかなり面白かったです。
    原作「完全なる首長竜の日」は、自殺未遂した弟を救いにセンシングしている(つもりの)姉の物語。映画でいうと綾瀬はるかと、中谷美紀(実は彼女がセンシングしている)それ以外の登場人物は、すべて・・・・・という話。中谷美紀はけっこう原作の雰囲気を引きずってましたが。
    せっかく「リアル」というタイトルをつけているのだし、この長尺なら綾瀬主役で原作通りの方が面白い映画になったと思うけど。佐藤健を主役にしないと客が来ないと思われたのでしょうか。

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  2. 佐藤は営業サイドの要請だったの?でも、自分はこういう話が新鮮だったのでいろいろビックリしたり面白く見れた。恐竜は予想外すぎてなんだか面白かった。医者が「成功です」って拍手するシーンはコントっぽくて笑った。

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