2015年5月16日土曜日

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2011)

大政絢と染谷将太が出ているという知識以外に何もないまま見はじめる。2011年1月公開の映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」…、どんな映画なのかタイトルから想像もつかない。
大政絢が19歳のときの出演作。大政の女優としての活躍をまだあまり見てないし、制服姿の大政を見てもいいかと。

染谷、子役から演技を初めて今ではすっかり売れっ子だ。よほど才能のある俳優なんだろう。このふたり、風貌が個性的過ぎる。どうやら主人公ふたりは過去に誘拐拉致事件の被害者でトラウマを抱えているようだ。

過去の子どもの誘拐と拉致監禁事件が引き起こすサイコパス映画か?連続殺人事件が起こってる街。なんか受け入れがたい映画だ。「羊たちの沈黙」か「時計じかけのオレンジ」か…などと考えながら見ている。かなり残酷なシーンがあるのでホラー耐性がある人じゃないとススメられない。

大政の着ている服がすべてかわいい。ポップでおしゃれに撮ってる。そして心がない二人の繰り返される言葉遊び。カメラ目線の「嘘だけど」って、それが原作の味になってるのか?これ、受け付けない人も多いと思う。

現在と過去を行ったりきたり。この誘拐犯は何?3人目の子どもは誰だ?原作をまったく知らないので現在地を見失う。だが、予想以上にちゃんと見れる軽薄だが重厚な映画だった。あ、そういうことだったのねという驚きもある。凶悪事件に巻き込まれた子どものトラウマを理解するのは難しい。
平成になって起こった様々な酷い事件にインスパイアされたかのようなストーリーだ。予告編のイメージとかけ離れてる。

じつはこの映画を見た理由のひとつが新木優子が出てるから。だが、通り魔殺人鬼にあっという間に殺される1シーンのみの出演。酷すぎる。

精神科医・鈴木京香、プロファイラー刑事・田畑智子が存在感出してる。主題歌は柴咲コウ「サヨナラブ」。エレクトロニカな感じ。
どこが青春ラブストーリーだ。予告編の雰囲気と違う。間違って見てしまった中高生が多かったんじゃないかな。サイコホラーすぎた。怖すぎた。この内容でG指定。PG-12を回避…って基準がわからなくなってきた。

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