2015年5月8日金曜日

落下する夕方(1998)

江國香織原作の映画「落下する夕方」(1998 松竹)を観た。31歳ごろの原田知世渡部篤郎、20歳ごろの菅野美穂が出てる。
自分の見たところ原田知世は30歳ごろが一番素敵。浴衣姿とか可愛すぎた。渡部はこのころからすでに渡部。

一緒に住んで4年の二人、ある日、男から「好きな人ができた」と別れを切り出される。そこに現れる若い女が菅野美穂。今とそれほど変わっていない。
このころの菅野美穂は新進女優としてのやる気と野心に満ちている。

菅野美穂という人は10代中ごろからアイドルグループの一員として活動を始め、10代後半からNHK朝ドラ、テレ朝主演ドラマで活躍を始めた人気女優だった。
それまで水着グラビアもなかった清純派女優が突然20歳の記念にヘア○ード写真集を発表して大騒動。今ではとてもじゃないがイメージできない事態だ。ファンはどれだけショックだっただろうか。

菅野はふわふわ不思議ちゃん。ヒロインの家に転がり込む。だが、この菅野美穂はあんまり好きじゃない。女優としての実力を示せたとは言いがたい。

映画後半になると重たくなっていく。菅野、動機があいまいなまま自殺…、理解しがたい。

幼稚園でピアノ弾いてる人は西村由紀江?!弁当屋にちょこっと現れる男は浅野忠信?!いろいろと発見がある。菅野が部屋でボニー・ピンクのIt's gonna rain! を聴いてる。

特に起伏も無い、満たされない3人のドラマ。女性が見れば面白いのかもしれない。自分には面白さがわからなかった。

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