2015年4月20日月曜日

命を削って音楽を書いてる

これも紹介するタイミングを失ったままだったので今回紹介しておきたい。これも誰かの役にたつと思ってる。YUIの独占インタビューが掲載されたAERA2012年12月24日号から、簡潔に一部引用する

(活動休止を決断したことについて)
今回は、私にとって人切なもの、音楽を守るためにした決断です。1年くらい前、このままYUIとして歌い続けることに限界を感じていました。表現者として一番人事なのは、思いがあること。でもその思いが途切れちゃった時、作品が作れなくなるんです。そういうどん底の状態でした。折り合いをつけながらやることもできました。でも、り合いをつけていたら、生命力や生きていく力が空っぽになっちゃう。歌うことでいろんな人を元気にしたいと思ってきたけれど、自分が元気じゃなかったら、誰かを元気にすることはできない。だから、年内で活動休止にしようということは、長い時間をかけて考え抜いて出した結論です
(YUIの感じた限界とは)
タイアップ曲でアレンジを変えてくださいと言われる時は、自分の産んだ子どもの目ん玉と、他人の子どもの目ん玉を入れ替えるくらいのきつさがある。曲を作る人にとって作品は子どもみたいなもの。例えば、アコースティックで作った曲をロック調に変えるのは、おとなしい子どもにパンクっぽい服を着せて、あなたはコレなのよって言っているようなもの。泣く泣くそういう服を着せなきゃいけないときもあります。もちろん、映像にハマると意外によかった、ということもあります。全体としてはそれでいいのですが……
(AERAの記者は、倒れても舞台「放浪記」を守った森光子の役への執念を例に挙げ、YUIの決断との差をどのように考えるのか聞いてみた)
私は自分らしくいることが大事で、それを貫くための選択です。命を懸けて、ろうそくを削るように音楽を作っている。40になっても50になっても作り続けたい。細く長くやっていくため、思いを途切れさせないでいるのも自分の使命だと思いました
YUIはマイペースに40、50になっても音楽をつくっていくってよ。
2020年の東京オリンピック開会式に立つYUIの姿が見たい…。そんなことはおそらく絶対にないけど。

6 件のコメント:

  1. 発売当時AERAの記事を読んでピンとこなかったことが、今は良く理解出来ます。上京した頃からずっとライブハウスに通っていたYUIさんには、目指す音楽と期待される役目とのギャップに悩まされて来たはずです。

    ポップスターとして期待されるのは若い時だけ。作詞作曲することとは何の関係も無い、人気者の立場に満足しなかったYUIさんは、頑固で欲張りで純粋な人なのでしょう。

    20代から50代まで変わらず音楽活動を続けているミュージシャンはたくさん居ます。yuiさんにはカッコいいロックなオバサンになって欲しいです。

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  2. YUI関連の雑誌、映像をもう一度見返すにつれて、彼女はこれからも音楽を作り続ける、そのことを再確認できて、ちょっとホッとしました。そのことを、今まで不安に抱いたことは無かったのに、今回のニュースで不安に思ってしまっている自分がいました。
    でも、良かった。
    新たなスタートを切った彼女を応援したいと思います。

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  3. これでようやく「幸せ」なうたを作ってくれるんじゃないかなー、と期待してます。今までは充分幸せのはずなのに不幸そうなうたばかりでしたからね。

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  4. YUIはやっとスタートラインに立ったと思ってけどなぁ。フラフラは今後数年はたまにしか活動しないバンドかも。「主題歌」って仕事はどうなる?その結婚は幸せ?ファンはこれからもずっと不安でやきもきしてくジェットコースターかもしれないわ~

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  5.  僕はつい昨日知ったのですが、YUIさんは結婚されたみたいですね!とりあえずおめでとうございます!!僕のYUIさんの結婚に対する唯一の不安は「性」に関する倫理観が壊れている男性ミュージシャンとだけは結婚しないでくれ、という事だったので、そうではなかったというだけでとても嬉しいのです。
     ただ、YUIさんに対しては、結婚生活では相手に対してだけではなく、自分も努力しないといけないですよ、と言いたいですね。その程度がお互いに同等であれば大丈夫でしょう。

     「もともと、絢香、家入レオ、Chayらを輩出した、シンガーソングライターを育成するための福岡の音楽塾出身だが、現在第一線で活躍するほかの3人と比べても才能は飛び抜けていた。ただ、人の言うことを聞かない性格で徹底的に我が道を行くタイプ。もはや、事務所もコントロールすることができず、今後の仕事のことなどまったく考えずにデキ婚したようだ」(芸能記者)
     という記事を見ましたが、そもそもアイドルのヘリウム吸引事故を起こしたスターダストだから、そこはその「人の言うこと」がきつ過ぎるんじゃないのか?と言ってやりたい。最初はソニーミュージックのせいかなと思っていたのですが、その所属ミュージシャンを見れば、新人だからと言って必ずしもハードワークじゃないですからね。

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  6. 2012年の引退当初にまさかyuiさんがパニック障害になるなんて
    神様しか知らないことでした。
    その時に思った細く長く続けていこうという考えは
    今もyuiさんの頭の中ににあるのだろうか。
    きつい言い方かもしれませんが、
    きっと贅沢さえしなければ家計的にはもう生涯困らないのでしょうから、
    焦って活動の幅を広げることもないでしょう。
    けれど、今回バンドのメンバーに本当に迷惑をかけた形になったのは事実、
    もしもビジネスとして以外で誰かと協力して音楽をやっていくにしても、
    信頼とか信用とかその辺がどう保たれていくのか難しく感じます。
    社会って冷たいんですよ。上辺では祝福しておいて、
    腹の中では何思っているのか分からない。
    きっと皆さんにも心当たりありますよね。
    でも、なんだかyuiさんはファンにどんな人がいてほしいとかないようなので、
    ストリートでやっていた頃のように不特定多数に歌いかけて、
    たまたま足を止めてくれた人に向かって伝えようと努力すればいいだけなのかも、と思いました。
    かなり偉そうですね私。すみません、ブロガーさん、みなさん。

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