2015年4月16日木曜日

ゆめのかよいじ(2013)

「ゆめのかよいじ」という映画を見てみた。新潟の栃尾で撮影されたローカルな映画。なんでも80年代のマンガが原作らしい。いつものように何も予備知識がないまま見始める。

主演は石橋杏奈竹富聖花のふたり。石橋はホリプロ期待の若手女優。NHK「LIFE」に出てそれなりに知名度はあるけど、まだまだ脇役での出演が多い。清楚な感じでもっと人気が出ていいはずだ。

石橋が老人ばかりのバスに乗って車窓を気持ちよさそうに眺めている。母の故郷へ帰ってきたらしい。旅番組のような雰囲気。

だが、道の傍らでこちらを撮影している挙動不審なキモ男を見つけて表情が曇る。ぶつぶつ何か言ってるのを完全無視して引き返す。河原に出る。今度は石を積上げてる子供がいる。「賽の河原か!」なんか、すごくシュールな始まり。この映画も幽霊ファンタジーものか?

高校へ編入。この時点で初めてJKだと気づく。愛想もなく暗い印象。誰とも親しくしないし笑わないしいつもぼんやりしてる。なんだこれ?こういう女子、気になるわ~。この高校の制服がわりと好き。気になって一生懸命話しかけるカメラ男、ぜんぜん石橋の心に響いていない。

やがて校内に1人制服が違う女の子がいることに気づく。自分にしか見えていないようだ。調べていくうちにクラスメイトの祖母の先輩に該当する少女がいたことが判明する……。その子が竹富聖花。

竹富聖花はノンノ読んでる人ぐらいしか知らないかも。「ホットロード」でJC能年の友達だった。この子もカワイイ。顔がつるんとしてゆでたまごみたい。まだまだ表情が子供だ。鼻と口が小さくて突き出している。小さい富士山口唇(ⓒ桐谷美玲)が喋りづらそうだ。幽霊の役だからなのか表情に変化がなくひたすら棒演技…。このころはまだ演技経験なし?

ただ淡々とだらだらと会話劇が進む。この映画の世界に何も引き込まれない。
うーん、映画としてとくに驚くこともない。女優が可愛いという点を除いて良いところを探すのは難しい。だが、この映画を見たことで栃尾という場所の存在を初めて知った。

そしてエンディング・テーマが笹川美和「プリズム」。以前、職場の女の子が笹川美和のファンで薦められたのだが、そのときはピンとこなかった。けど、この曲はいいと思う。

2 件のコメント:

  1. 映画になっていること知りませんでした。
    吉本ばななも大好きな、カルト漫画家大野安之の原作は、書庫の落盤の影響でまだ掘り当てられていませんw・・・。後のPOPな絵柄と真逆な劇画風の作品で、記憶ではなかなか好印象なのですが。今回のブロガーさんの記事を機会にAMAZONのレビューなどを見てみると、私の読んだのはどうもリメイクされた不完全改悪版だったらしくショックです。

    笹川美和のアルバムは何枚か持っていて、歌い方と若干トラッド入ってるところが気に入っています。

    4月からのLIFE・第三シーズンは、出演者がしぼられ過ぎて若干不安です。石橋杏奈は「まっすぐ彦美」が一番可愛い。
    参考YOUTUBE
    【うっかりうっかり】まっすぐ彦介 #11[入院見舞い]【LIFE!2】
    【うっかりうっかり】まっすぐ彦介 [彦美の面接] #17【LIFE!2】
    LIFE!~人生に捧げるコント 過去最高の大暴走・彦介&彦美

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  2. どうせ監督しか知らないマイナー漫画と思いきや、そんなに有名な漫画だとは知りませんでした。自分は見たことも聞いたこともない。
    YOUTUBEで石橋をいくつか見てみた。ラップに震撼した。なぜ日本の音楽界は彼女をほうっておく?LIFEはコント自体は寒いけど、石橋はいい。

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