2015年2月19日木曜日

コニカ レコーダーで撮る

KONICA RECORDERというカメラを昨年秋に手に入れた。いつものようにハードオフを物色していて、カセットウォークマンのジャンク箱の中からこれを見つけ出したとき最初はKodakのディスクシステムのカメラだと思った。「あー、はいはい。これ、フィルムがもう手に入らないんだよな」と戻そうとしたのだが、ちょっと待てよ。

フィルム室を開けてみて「あ、これはKONICAのハーフサイズカメラじゃないか!」って。確かにこのハーフサイズカメラはカセットウォークマンか何かと勘違いする。それだけデザインとネーミングが画期的。1984年発売。

35mフィルムを使用するカメラの中でこれほど薄いカメラを他に知らない。216円でゲット。

家に持ち帰っていつものようにアルコールを染み込ませた綿棒で掃除しながら観察。ボディがアルミ製なので擦り傷だらけ。べたべたした変な汚れもある。モルトが劣化しているので張り替える。
フィルムが縦方向に送るタイプなので京セラサムライのように通常の構えだと横構図になるハーフサイズ。単三電池2本とテスト用フィルムを入れて動作を確認してみて特におかしな箇所は確認できない。だが、フラッシュだけはまったく点く気配がない。コンパクトカメラでフラッシュがつかないのは致命的だが、自分はほとんどフラッシュを使わないので、ま、いっか。216円で手に入れたカメラだし。分解は極力したくない。
それにしてもデザインがすばらしい。ボディを横に引き伸ばすとレンズと測光測距窓が現れる。HEXANON 24mmF4という表記が写りを期待させる。いつものように業務用フジISO100の24枚撮りを入れて友人との旅行に連れて行った。
ざらざらした画質と周辺光量の落ち方がとても個性的。シャッターを押すことしかできないカメラだが、これは楽しい1台だ。
だが、被写体を水平垂直に捕らえるのに失敗したカットが多かった。真ん中に置いたつもりでもずれていた。

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