2015年2月20日金曜日

能年玲奈 「ホットロード」(2014)

ようやくDVDになってくれたおかげでこいつを見れる。2014年、話題の少なかった能年玲奈の主演作「ホットロード」だ。

これ、またまた三木孝浩監督だ。マンガ原作で旬の若手女優主演作というとここ数年すべてこの人!「ソラニン」では宮崎あおい、「管制塔」では橋本愛、「僕等がいた」では吉高由里子、「陽だまりの彼女」では上野樹里、「アオハライド」では本田翼……、すべて見てるか見る予定。どんだけ便利な売れっ子監督なんだ!

「ホットロード」も能年主演だからヒット確実。人気女優相手だとじっくり時間かけて撮影して編集してって余裕も無いだろうに、プレッシャーとか感じないのか?なんか、すごい監督だ。
開始から短時間で視聴者をひきつける。

これ、80年代にヒットした少女マンガらしいけど、もちろん未読。なんと初の映像化。20歳超えた能年が中学生やってるってすごい。能年和希の相手が誰であっても蔑むような冷たい目がたまらないw 

能年和希、いついかなる瞬間も完璧にかわいくてつらい。「俺の女とかいうやつ嫌いだし!」 ~♡ 湘南の海沿いの道を走る能年を見て、ほっぺをつままれる泣いてる能年を見て、かつての誰かを思い出した。能年がすごく大人に見えた。熱演だった。やはり能年のポテンシャルはすごい。

80年代の不良と暴走族を描いてる。細かいとこで80年代を演出。遠景でバックに映ってる江ノ島の灯台も先代のものにCGで描き変えてあるのがすごい。

中学生が暴走族の集会とか行くなよ。車運転してる大学生にナンパされるなよ。

春山役の俳優の演技と存在感が素晴らしい。スターのオーラも感じた。

母親役は木村佳乃。不良中学生を持った親はつらいよ。能年和希から蛇蝎のごとく嫌われる。エレクトラ・コンプレックスか?「なんであんなこというのぉ~」と布団かぶってクヨクヨと泣いてるのは呆れるほど哀れ。能年と親子って似合わなすぎだろって思ってたけど、意外に合ってたかも。

えり役の竹富聖花は現役ノンノモデル。以前から表情が暗いのが気になってた。根っから明るい感じはしない。今は女優として頑張ってるようだ。この子、能年より年下なのか。

この映画、ヒロインが不幸なので見ていてつらいけど、原作も脚本もよかったのかもしれないが、自分の期待を大きく上回った。2014年は映画2本だけだったけど、能年玲奈はじっくりと良い脚本の映画を選んでいいと思う。そうしていい立場にいると思う。

重要な場面で何度も何度も挿入される江ノ島のカットが印象的。江ノ島はいつもそこにいて我々を見ている。

2 件のコメント:

  1. 途中、なんども能年ちゃんが人間に見えませんでした。あまりにも可愛いすぎるし、あの眼力の凄さ。無垢なのにどこか狂暴なんですよね。そのまま「スターウォーズ」や「マトリックス」に白い服でも着て登場すれば天使で通用しそうです。人間を超越してますよ。

    もう・・・崇拝するしかありませんね。能年さま!!

    特典ディスク(114分)にはスポット映像やイベント集、17分ほどのメイキングが含まれていました。能年さまの一発芸は「ジェジェジェ!」だそうです。「あれ一発芸だったんだ」と鈴木亮平が話してました。

    返信削除
  2. そう!どの瞬間も可愛さがビシッときまってた。次はどんな役をするんだろう?
    自分もその神ディスク、ほしい……。近日中にホットロード巡礼に出かけたい。

    返信削除