2015年2月4日水曜日

軍港・横須賀

冷たい北風の吹く冬のある日、友人と軍港クルーズというツアーに参加してきた。横須賀は過去何度か来ているのだが、軍港・横須賀へ来たのは初めて。

横須賀の港を船でぐるっと回る観光ツアー。横須賀の人気観光アトラクションのひとつ。朝10時の便に乗ったのだが、客の8割は男(カメラ持ったおっさん)だった。真冬でも土日は満席の人気ぶり。このツアーは外国人だろうと中国人だろうと誰でも参加できる。日本は平和だ。
横須賀の人には何もめずらしくないかもしれないが、軍港という街はそうそうあるものでもない。横須賀は明治の昔から海軍の街。こんなものが停泊している。

いまでこそ一般人が自由に写真を撮る事ができるが、冷戦時代まで軍事機密。側らを走る横須賀線ですらカーテンで覆われていた。ちなみに上の写真は停泊中の護衛艦ひゅうが。日本は憲法上武力を持ってはいけないことになっているので、これは空母ではなく、ヘリ10台搭載可能な護衛艦と呼ぶ。
停泊中のイージス艦。目の玉が飛び出るくらいに高価な船。
潜水艦もそこに居る。海自隊員は船に乗ることが任務。ずっと船の中に居ると精神的に辛いので、食事に多くの予算が組まれている。海自では毎週金曜日はカレー。隊員に曜日の感覚を持たせるためだという。特に潜水艦の乗組員は辛いので、美味しい食事が提供されるとのこと。
横須賀の隣の長浦港には廃棄を待つ潜水艦が長年放置されている。万が一他国の手に渡ると大変なので潜水艦は必ず廃棄するのが基本らしい。

ちなみに向こう側に見える島は吾妻島。明治の昔はコレラ患者を収容する島だったそうだ。今では米軍施政下にあるので何があるのか不明。
男社会の海自で初めて女性艦長が誕生したときは大きなニュースになったそうだ。この船がそれらしい。
で、これが米第7艦隊の原子力空母ジョージ・ワシントン。原子力空母って初めて見た!数々の作戦に参加してきたアメリカの威信をかけた空母。横須賀が母港。乗員は6000人!移動する街だな。
これが停泊しているのといないのとでは横須賀の街の賑わいに大きな違いが出るという。街の景気を左右する。この空母がどこにいるのかは当然に軍事機密のはずだが、こんなふうにフツーに写真が撮れる。デカすぎて隠しようがない。
護衛艦おおなみとたかなみ

ソマリア沖の海賊対処行動に参加、半年後やっと帰れると思いきや、エアアジア機の捜索に従事して帰還がさらに1ヶ月伸びる。隊員はつらいよ。

というわけで、横須賀軍港クルーズ、大人1名1,400円。一度は参加してもいいと思う。軍港というものがどういうものかを学んだ。ちなみに写真はすべてジャンクで324円で買った13年前のコンデジ。
その後、浦賀のペリー記念館へ立ち寄り、三浦市恵奈の漁港の食堂で食事をして次のポイントへ向かった。

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